ホラン千秋

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 今年に入ってTBS夕方のニュース番組「Nスタ」が視聴率を上げている。1月11日は11・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)と過去最高を記録。だが、そこは敵も然る者、王者「news every.」(日本テレビ)は15・3%と、同時間帯ではさらに上を行っていた。新型コロナ第3波の影響もあるようだが、「Nスタ」上昇の裏には他の理由もあるようで……。

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「news every.」が「Nスタ」にトップの座を明け渡したのは19年6月26日のこと。デイリー新潮では、「TBS『Nスタ』が日テレ『every.』に悲願の勝利 最大の功労者はホラン千秋ではなく……」(19年6月29日配信)で、たった1日だけながら、「Nスタ」が8・3%を取って、8・1%の「every」に競り勝ったことを報じた。その要因は、月〜木曜のサブキャスターを務めていた国山ハセンアナらの活躍だと――。

ホラン千秋

 だが、そのハセンアナは、19年9月に立川志らくの「グッとラック!」に異動。同番組が今年3月で打ち切られるのは既報の通りだ。ハセンアナ抜きで、1月11日には11・2%も取れたのはなぜか。TBS関係者が分析する。

コアターゲットではカトパンが2位に

「やはりコロナと寒波により夕方の在宅率が高くなっているので、HUT(総世帯視聴率)が上がっています。11日は祝日ということもあり、18時台のHUTは58・9%と平日のゴールデン並みの高さですから、全体の視聴率も底上げされます。ただ、中でも『Nスタ』は上昇率が高く、最近は番組の作りが変わってきたように思います。サブの局アナを押しやり、ホラン千秋推しとなり、完全に彼女が主役になっています」

 ホランの功績大ということか。

「彼女はアナウンサー志望だっただけに、ニュース原稿もそつなく読んでいます。タレントっぽくないところがいいと思います。ただ、進行には遊びがなく、淡々と進んでいくのでちょっと窮屈な感じがします。その点、カトパン(加藤綾子)の『Live News イット!』(フジテレビ)のほうが遊び心がある。ちなみに13日の数字を見ると、『every』12・8%、『Nスタ』8・3%、『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日)7・1%、『Live News イット!』5・6%。一方、これをコアターゲット層(13〜49歳)で見ると、『every』5・7%、『イット』2・2%、『Nスタ』2・1%、『Jチャン』1・0%と、『イット』が2位に浮上します」

 コンマ1の差ではあるものの、カトパンにとっては価値ある2位か。

「every」の強さとは

「逆にF3層(50歳以上の女性)で見ると、『every』10・0%、『Nスタ』8・2%、『Jチャン』7・8%、『イット』4・0%となります。上位3位にそれほどの差はなくなりますから、『Nスタ』と『Jチャン』の視聴者は主婦層が多いことがわかります」

「Jチャン」はもともと主婦層に人気があるとは言われてきたが、「Nスタ」の視聴率アップもホランのおかげか。

「彼女は、まだまだ『every』の背中は遠いと思っているのではないでしょうか。13日の放送では“女子学生が選ぶ2021トレンド予測”なんてやっていましたから、そもそも若者に向けた内容ではありません。ひょっとすると主婦層人気はホランというより、メインキャスターの井上貴博アナにあるのかもしれません」

 イケメンアナという印象はないが……。

「進行もそんなに上手いというわけではない。でも、どこか峰竜太を思わせるような親しみやすい風貌で、なんだか尻に敷かれてそうな……」

 峰竜太はダメ亭主としてお茶の間の人気を得ていたが、そこか! ならば絶対王者「every」のメイン藤井貴彦アナはどうか。彼もイケメンアナとは言われない。

「彼は見た目云々よりも、アナウンサーとしての実力が認められています。これまでにも彼が発した言葉は、話題になっています。『Nスタ』が追い上げた11日の放送でも、“藤井アナ”がトレンド入りしていました」

 1月11日は成人の日だった。各地で成人式が中止になったニュースを読み上げた後、藤井アナが新成人に贈った言葉が、“泣ける”と話題になったのだ。

藤井アナ:一生に一度のことですから「残念」という言葉では足りないかもしれません。ただ、この新型ウイルスに苦しんだ経験は人の気持ちを理解する上でとても重要だったと思います。世の中、思い通りにいかなくても、誰かの批判をするのではなく、誰かのために力を発揮できる強い大人でいてください。成人おめでとうございます。

 やはり報道番組は、アナウンス力で決まるのか。とはいえ、カトパン「イット」も10月改編が功を奏し、数字を上げてきている。今後、ますます夕方ニュースの戦いは熾烈を極めることになりそうだ。

週刊新潮WEB取材班

2021年1月18日 掲載