上向き作業を楽にするイス装置の仕組み
背もたれが大きく倒れるキャスター付きのいすに両腕を支えるフレームなどを取り付けて用いる。両腕をフレームに載せてバネで支え、肘の可動部は球関節で自由に動かせるようにした。
筋電センサーで筋肉の負荷を計測すると、点検作業の開始と終了時の筋負荷がほぼ変わらなかった。腕の疲労を抑えられた。
橋梁やトンネルなどの点検では仮設の足場を設置して、橋の裏や天井を検査補修する。高さを1・3メートル程度しか確保できない場所ができてしまうため、屈みながら上を向き両腕を上げた姿勢が長時間続き、検査員の負担が大きい。従来は車輪付きの板の上に座って作業していた。
支援機構にモーターなどの駆動部品を用いると電源や配線などが問題になってしまう。現場で運用しやすいシンプルな構造にこだわった。
