化学大手、こぞってインド深耕を狙うワケ
インドでは新車販売の伸びに加え、安全規制強化によるエアバッグの普及も材料需要を押し上げている。従来は関係会社に委託生産してきたが、受注拡大に対応して買収拠点を活用した現地生産へ本格的に乗り出す。
三井化学は20年度にバンパーやインストルメントパネル(インパネ)などに使うポリプロピレン樹脂混練(PPコンパウンド)のインド工場を増設する。約10億円を投じ、生産能力を現状比約3割増の年5万―6万トンに引き上げる。現地で車両軽量化ニーズが高まっており、金属代替の樹脂供給体制を整える。
旭化成もインドでエンジニアリング樹脂コンパウンドの委託加工を始めた。自動車のエンジン周りでも使える耐熱性を生かして、シリンダーヘッドカバーやエンジンマウントなどの部材に適する。ナイロン66樹脂などの原料を手配し、現地の委託加工先で着色している。将来は需要増に応じて自社工場の建設を検討する。
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