文房具、各国・地域で異なる仕様にアレンジ
ベトナムには、ドンナイ省に第1工場のビエンホア工場と第2工場のヌンチャク工場を持つ。両工場合わせて2500人を雇用している。ベトナム進出時は中国への生産シフトの流れが加速していた時代。プラスは縁もあり、ベトナムに生産拠点を構えて日本向け製品の生産を始めた。進出当時内製率は2割以下だったが、徐々に高め、現在は7割までになっている。
ベトナム工場には開発部門を設置し、20人が在籍。5年ほどかけて人材育成を図ってきた。また、生産工程の自動化も強化している。中田尚邦シニアエグゼクティブは「まずはベトナムでの自動化推進が最優先課題だ」と強調する。修正テープの基幹製品「ホワイパーミニローラー」の生産は19年度中をめどに完全自動化する。ヘッドとギア、交換テープ部分と他7部品との本体組み立てについて、外部の自動機器メーカーと連携し、新たな工作機械を導入して自動化する。工程全体の完全自動化を目指す。
中国では、修正テープやコピーボードなどを生産している。修正テープについては現地向けの生産が9割を占め、軌道に乗っている。中国でも修正テープを使うようになり、今後も伸びしろがあるという。一方で紙製フラットファイルについては中国での販売が伸び悩んだため、16年に開設した埼玉県寄居町の寄居工場に機能を移管した。現在はベトナムと埼玉の2拠点で紙製フラットファイルを生産する。
原材料は基本的には現地調達の方針だが、修正テープの白いテープやフラットファイルの紙など品質とコストに見合うものを現地で調達するのが難しく、日本から送っている。鼻本執行役員は「同等の仕様のものがあれば現地調達したい」と話す。
