「沖縄版トクホ」に弾み。食の臨床試験、県が基盤整備へ
健康・医療関連分野が成長産業として期待される中で、消費者庁「機能性表示食品」制度の届け出などに必要な臨床試験を県内において低コストで企業に提供する。学術機関をベースにした試験基盤を設けることで、中小企業を中心とした関連産業の拡大につなげる。
県が構築を目指すシステムでは、基本的に試験参加者をボランティアで集めることで評価に必要なコストを抑える。県内企業から受託した食品原料などについて、登録会員から被験者を選び使用してもらう。その後、琉球大や医療機関で効果を検査・評価し、論文化する。蓄積した結果はビッグデータとして活用も見込める。このほど被験者の募集を始めた。
構築した試験基盤は将来、独立採算化を目指すほか、より高度な医薬品の治験への対応も視野に入れる。
国内における地域でのヒト介入試験では、北海道情報大学と北海道江別市などによるシステム「江別モデル」が先行している。沖縄では18年4月に業界団体が機能性食品の独自認定制度を始める予定で、試験基盤整備と合わせた産業の底上げに期待がかかる。
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