新番組にやる気を見せる今田耕司と東野幸治

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お笑いタレント・今田耕司東野幸治がMCを務める新番組『今田×東野のカリギュラ』が、Amazonプライム・ビデオにて6月9日より独占配信される。番組タイトルにある“カリギュラ”とは“禁止されるほど試してみたくなる心理現象”のこと。同番組は、今や地上波では放送できないような企画に、敢えて挑戦していくバラエティシリーズだ。5月31日に都内スタジオで番組収録の合間に今田と東野が、スタジオセットの中で合同取材に応じた。終始笑いの絶えない質疑応答になった。

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この日の取材は番組収録の合間に行われた。疲れているはずの今田と東野だが、記者たちをにこやかに迎え入れてくれた。今田は「すごくいい形ですでに6回分ぐらい出来ている。地上波では多分無理やろうということも出来ていますし、観ている人が楽しんで笑えるバラエティとしてちゃんと成立している」と自信をうかがわせ、東野も「(地上波の)制約の中でやるのも楽しいんですけど、地上波とは違う主旨で楽しくやっています」と顔をほころばせた。

番組の企画にはたとえば、芸人の母親に“振り込め詐欺”のドッキリを仕掛けて、世間に注意喚起を促す『うちの親は大丈夫! 母ちゃんオレオレ詐欺選手権』や、MCでもある東野が狩猟に体当たりで挑む『東野、鹿を狩る』などがある。東野の持ち込み企画『東野、鹿を狩る』について今田が「自分が本気でやりたいことだと熱量が違うから、見応えがすごい」と感想を伝えると、東野も「ホントに楽しかったですよ。次はイノシシ、その次はクマいってやろうと(笑)。地上波ではなかなかやらせてくれないし」と実に満足そうだ。

番組にちなんで“タブー”について聞かれると今田が「お互いのギャラを知らない。芸人同士で酒を飲んでてもそれだけは…。言ったらアカンちゃうかというよしもとのタブーがありますね」と明かした。東野が「今田さん、最近ギャラが上がったって聞いたんですよ」と問いただすと、今田は「すごいな。完全なデマや。結構それ言われるんですけど、見事に交渉失敗したもん」と、なんとギャラの値上げ交渉に失敗していた過去を告白。その際に社員からギャラのシステムをしっかり説明されて諦めたという。「(吉本は創業1912年で)100年の歴史なので、(システムが)上手いことできてるんですよ」と感心する今田に、東野は「でも夢がありますけどね。さんまさんとかダウンタウンさんとか辞めてないですから」と将来に希望を見出していた。そこで今田が「70代の師匠がみんな幸せそうなんですよ」と先輩に触れると、東野が「坂田師匠(=坂田利夫・75)なんて朝起きてNGK(なんばグランド花月)行って、横向きに歩いて帰っていくだけですから。幸せじゃないですか」と爆笑させた。今田と東野は「我々は上の人のために働くみたいな」「年金システムです」「我々のギャラが安いのは坂田師匠がご飯食べるためです」と2人で納得し合っていた。

東野は番組ゲストとして「地上波でなかなか出られない芸能人の方や、事務所辞めて独立して出づらい方とか是非来て欲しい」と訴え、「ちょっとイヤなことがあったときしんどいときに(この番組を観て)笑っていただいたら有難い」と発言。今田は「地上波で見られない、『行列』では絶対見られない東野君の顔、そんな表情でも面白い(笑)。この先もどんどん面白くなりそうな感じなので、是非観て話題にしていただきたいですね」と呼びかけた。

(TechinsightJapan編集部 関原りあん)