たくさんのデータを大小関係に従って、小さい順(昇順)や大きい順(降順)に並び替える作業はソート(整列)と呼ばれ、ソフトウェア・プログラムではよく使われています。このようなソート作業を行うために並び替えの方法を手順化したのが「ソート・アルゴリズム」で、アイデアを理解すると「ほほー、なるほど」と思えるのですが、複雑すぎて理解しづらいものもあります。そんなソート・アルゴリズムの中でも有名で、仕組みを理解しておきたいものばかりを題材に、なんとフォークダンスに合わせてアルゴリズムを表現するムービー集「AlgoRythmics」が公開されており、学習効果があるかどうかは脇に置いて、思わず見入ってしまう魅惑のムービーとなっています。

最も有名なソート・アルゴリズムの一つである「バブルソート」をハンガリーのフォークダンスにのせて表現するのが「Bubble-sort with Hungarian ("Csángó") folk dance」。再生回数は100万回を超えています。

Bubble-sort with Hungarian ("Csángó") folk dance - YouTube

舞台の中央で輪になる男女。



音楽に合わせて回転し始めました。



回転方向を変えつつ、輪が広がっていきます。



時折、ステップを踏みつつ……



男女の列が前後に分かれました。



そして、ダンスをしつつ今度は男性陣が前に。



よく見ると、ダンサーは胸に数字をつけています。



一列になったところで、舞台の上にa[0]からa[9]の枠が現れました。どうやら、枠順に従って、左から小さい順にバブルソートで整列するようです。



バブルソートなので、隣の人と順番に並び替えをしていきます。舞台左端の2人が前に出て、フォークダンスを始めました。



男性が「0」で女性が「3」なので、男性と女性は席を変える必要があるので回っている模様。



無事、男性が左、女性が右になり数が昇順に入れ替わりました。



次に、「3」の女性と「1」の女性が前に出ます。



やはり、場所を入れ替わる必要があるので回り始めました。



順序を入れ替えて、列に戻りました。



次は、「3」の女性と「8」の男性。



すでに昇順なので、一緒に回ることはありません。場所を入れ替わる事もなし。



次は、「8」の男性と「7」の女性。



やはり、入れ替わるためのダンスを始めました。



こんな感じで、2人ずつ順番に互いの胸の数字を見比べながら、ダンスをしつつバブルソートに従って場所を入れ替えていきます。



ダンスをする2人は右端まで到達。



大小関係が確定したので後ろを向いてしまいました。



こんな感じでバブルソートに従って、延々と入れ替わりのダンスが繰り広げられていきます。



ついに、小さい数字の順に並び替えが完了。



すると、再び全員でダンス。



なんともシュールな光景です。



このバブルソートで入れ替わるフォークダンスムービはルーマニアのサピエンティア大学と音楽家のKátai Zoltán氏とTóth László氏による作品。他にもさまざまなソート・アルゴリズムをフォークダンスで踊るムービーを作成して公開しています。

クイックソート」を表現するムービー「Quick-sort with Hungarian (Küküllőmenti legényes) folk dance」。これも再生回数が100万回を超えています。

Quick-sort with Hungarian (Küküllőmenti legényes) folk dance - YouTube

挿入ソート」がテーマの「Insert-sort with Romanian folk dance」

Insert-sort with Romanian folk dance - YouTube

マージソート」を分かりやすく説明する「Merge-sort with Transylvanian-saxon (German) folk dance」

Merge-sort with Transylvanian-saxon (German) folk dance - YouTube

シェルソート」がテーマの「Shell-sort with Hungarian (Székely) folk dance」は、かなりアップテンポで見応えがあります。

Shell-sort with Hungarian (Székely) folk dance - YouTube

選択ソート」の「Select-sort with Gypsy folk dance」は、あまりの長丁場のせいか、中間部分は早送りになっており、何が何だかよく分からない状態に。

Select-sort with Gypsy folk dance - YouTube

ソートアルゴリズムのなんたるかを理解できるのか理解できないのかよく分からないムービー集「AlgoRythmics」ですが、各ムービーは妙な中毒性があるため、いずれも多くの再生回数を稼いでいます。