【米国はこう見ている】レンジャーズと2年契約のバーネット、日本経由のメジャー契約が米国で話題に
2年契約プラス1年のオプション、メジャー出場がない選手の日本経由でのメジャー契約は「希少」
ヤクルトから自由契約となっていた守護神トニー・バーネットがウインターミーティング最終日にレンジャーズと契約合意に達した。
レンジャーズの球団公式サイトは身体検査を残しているためまだ正式発表に至っていないとしつつ、2年契約に2018年の球団オプションがついた契約になるとしている。
現地では、バーネットの補強についてレンジャーズの救援陣の層を厚くするだけでなく、余剰戦力となった選手をトレードに出す選択肢ももたらすとされている。
また、MLB公式サイトの動画や画像を特集する「Cut4」でも、バーネットの特集記事を掲載。昨今、日本球界に活躍の場を求める選手はもはや珍しくないとしつつも、バーネットの経緯はやや特殊だと紹介している。
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元メジャーリーガーのNPB経由メジャー復帰はあるが…
これまでもライアン・ボーグルソン(元阪神、オリックス)やケーシー・マギー(元楽天)のように、日本球界を経験した後にMLBへ復帰するケースはあったものの、今回のバーネットのように、これまでにMLBの舞台に立っていない選手が日本球界を経てメジャー契約を勝ち取るケースは希少だと紹介。記事の通り、バーネットは2006年にドラフト10巡目でダイヤモンドバックスに指名されたが、メジャーで1試合も出場することなく、2010年にヤクルトに移籍している。
過去にはマット・クラークが2013年にメジャー未経験のまま中日入りし、1年で退団。翌年、メッツとマイナー契約を結び、同6月に放出されたものの、7月にブルワーズとマイナー契約、その後、メジャーデビューを果たした。また、ドミニカ出身のアルフォンソ・ソリアーノは「カープアカデミー」から広島に入団。1997年の退団から2年後にヤンキースでメジャーデビューを果たすと、メジャー通算1975試合で打率.270、412本塁打、1159打点、289盗塁と大活躍したケースもあったが、1度メジャー球団からドラフト指名されているバーネットのケースとは若干異なる。
また、記事ではバーネットの日本球界での足跡も紹介されており、ヤクルトに加入後、先発投手として結果を残せずに1年目のオフに一時、自由契約となったこと、リリーフに転向し今季41セーブ、防御率1.29という好成績を残したことなどが伝えられている。
長髪やヒゲの風貌が90年代中期のクローザーを彷彿させることや、ブルペンでオルガンを弾くパフォーマンスを見せたことなども動画を交えながら紹介されているバーネット。ポスティングを利用しての交渉はまとまらなかったものの、日本経由でメジャー契約を勝ち取った32歳は、米国でも話題となっている。

