iPhoneやXperiaの写真保存に「Googleフォト」が最適なワケ 容量無制限だけじゃない理由
筆者の趣味に「写真撮影」と「ロードバイク」である。サイクリングに行くと100枚から、多い時には1000枚近い写真を撮影する。さらにiPhone 6 PlusやXperia Z3 Compact、デジカメでも撮影するので写真の整理も大変となる。
しかし、今年サービス開始された「Googleフォト」のおかげで、写真の整理は極めて楽になった。
大きく分けて3つの理由があるため、それらを説明しよう。
●その1 写真も動画も無料で無制限保存
そもそも「Googleフォト」は、Googleの提供するクラウド(インターネット)上に写真や動画を保存するサービスだ。
「Googleフォト」以外にも、似たサービスは多く提供されている。しかし、その多くが使える容量に制限があり、規定の容量を超えると月額料金が発生する。
一方、「Googleフォト」は写真も動画も保存容量無制限というところがスゴイのだ。
画像はGoogle推奨のレベルまで圧縮されるが、SNSなどWeb上で観る程度であれば違いはあまりわからない。
撮った写真が何万枚になろうとも、まとめて保存してくれるのだ。
iPhoneで撮影した写真も、デジカメで撮影した写真も、撮影した日付ごとにまとめられるので、「あの写真どこに行ったかな」という面倒もなくなる。
さらに、すぐ使う写真以外は、スマホ本体から削除ができるため、スマホの本体容量節約にもつながる。
●その2 アップロードは充電しながら「ぽいーっと放置」
iPhoneやXperia、またはデジカメの写真をまとめて管理するには、とにかく「Googleフォト」上に写真をアップロードしなければ始まらない。
しかし、いちいちアップロード操作をしなくてはいけないのは面倒だ。
特に、帰宅後に「写真のアップロードや整理しなきゃ…」というのでは、面倒この上ない。
「Googleフォト」は、このあたりもよく考えられている。
・Wi-Fi接続時
・充電中
という条件が整った場合だけ、自動でアップロードを開始することができるのだ。
(iPhoneはWi-Fi接続時のアップロード設定のみ)
つまり、帰宅後、充電しているだけで、「Googleフォト」に写真が勝手に保存されるという仕組みだ。
Androidスマホは充電中のみアップロードなど細かい設定可能だ
ちなみに、充電していないときや、モバイルネットワークでもアップロード可能だ。
しかし、この場合
・バッテリーが大きく減る
・アップデートの通信量が大きい
といったデメリットがあるので、あまりオススメしない。
パソコンの場合は、「Googleフォト バックアップ」というソフトを入れたのちに、アップロードさせるフォルダを指定し、あとは電源を入れて放置するだけで良い。
●その3 共有用アルバム作成もカンタン
写真をたくさん撮影すると、他の人と共有したくなるものだ。
しかし、iPhoneとAndroidのように違うOS同士だと、写真の共有は意外とめんどくさい。
「Googleフォト」では特定の写真を集めてアルバムとして共有できる。
・アルバムアプリの「三」マークをタップ
・「コレクション」をタップ
・画面右上にある「+」をタップ
・「アルバム」をタップ
あとは、アルバムに追加したい写真を選択したのち、アルバム名を決定するだけだ。
「アルバム」以外にもさまざまな機能があるので使ってみよう
作成したアルバムは、共有した人だけが見られるリンク(URL)をコピーして送れば、受け取った人がリンク先にアクセスするだけで写真が見られる仕組みだ。
筆者も仲間とのサイクリング後に、このような方法でアルバムを共有している。
ほかにも、ドライブやバーベキューなど、さまざまなイベントで役立つこと間違いないだろう。
保存容量無制限のみに目が行きがちの「Googleフォト」だが、写真を撮るだけでなく、撮った後にも楽しむことができるサービスなのだ。
布施 繁樹