「すごく嫌いなタイプで、僕の苦手な人、第1位くらい(笑)。こうしたらもっとイヤかなとか考えながらやっているので、面白いです」主演舞台『野鴨-Vildanden-』で自身が演じるグレーゲルスについて、こう語る藤ヶ谷太輔。“近代演劇の父”と称されるノルウェーの劇作家・イプセンが1884年に発表した戯曲に、体当たりで挑んでいる。物差しは自分であるように理想を追い求め、真実こそが正義だと信じている“正義病”のグレーゲ