本日で「ヤフーコリア」サービス完全終了

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今年10月、韓国でのサービスを終了することを電撃発表した検索サイト「ヤフーコリア」が、本日(12月31日)をもって完全に幕を下ろす。

ヤフーコリアは1997年からサービスを開始。90年代は韓国の検索エンジンシェアでトップを誇り、電子メールや広告など各種サービスを展開した。現在のポータルサイトが提供するサービスの「基本形」を作りあげ、“元祖”といえる存在だった。

15年に渡り利用されてきたが、近年急速な成長を果たした「NAVER」や「DAUM」とのシェア争いに負け、完全撤退へと至った。最近の市場シェアは、0.2%に過ぎなかったという。

現在、ヤフーコリアのサイトには、サービス終了に関する公示が掲載されている。電子メールやメッセンジャーなどのサービスは、30日までにユーザーが希望すれば、アカウントを米国ヤフーに移転できるようにした。

韓国のインターネット上には、「初めて利用したポータルサイトがヤフーだった。残念」「昔、ヤフーのゲームコーナーで遊んだな…」「NAVERやDAUMが出る前はいつもヤフーだった」「みんなヤフーでネットの利用方法を学んでいた」「コメント欄に関してはどこのポータルよりもよかった」などサービス終了を惜しむ声が集まった。

参照:[公示]ヤフー!コリアサービス終了案内

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