上海万博会場で無料配布される案内図を大量に入手し、インターネット・ショップで販売する「商売人」が出現した。同ショップにはさまざまな工夫があり、万博特需を最大限に利用して利益を出そうと、「たくましすぎる商魂」全開だ。新聞晨報などが報じた。

 問題の案内図は、上海中華印刷局が製造したもので、万博会場で配られている。裏表1枚の簡単なつくりだが、万博会場の主要展示館や飲食店などの施設が分かりやすくされており、万博見学のための実用品であると同時に、記念品としても人気が出た。

 すると1部3.8元(約50円)で販売するネットショップが出現。同ショップの責任者は「会場から持ってきたもの」、「正規版だ。勝手に印刷できない」と説明した。同ネットショップはトップページに案内図の広告文を掲載。「事前に準備してこそ、1日でより多くの展示館をまわることができます。道を尋ねたり探したりする無駄もはぶけます」などと、購入を呼びかけている。

 同ショップは、「長江デルタ内なら、午後6時までにご注文いただければ、翌日にはこの、詳細案内図が入手できます。配送料は6元(80円)」などと、上海市在住者でなくとも、案内図が事前入手できるとアピールしている。

 同ショップは、これまでの販売実績も表示。販売数は右肩あがりという。これまでに、1回で「30部お買い上げ」の記録もある。一方で、「在庫数は150部」などとも表示。売れ行き好調の一方で、在庫数に限りがあると伝えることで、見る人が購買意欲をくすぐられる仕組みだ。

 同ショップは「万博会場内をスタッフがご案内するサービスもございます」とも表示。「たくましすぎる商魂」が目立つという。(編集担当:如月隼人)



■最新記事
上海万博:食品の持ち込み制限へ…当局「会場内で売る人いる」
【上海万博】優先入館後、車椅子からスックと立ち上がる人続出
鳩山前首相が中国に「ごめんなさい」…上海万博会場で
菅首相に「米国の犬め!」の声−中国、万博訪問取り消しで
上海万博で掲揚見合わせの「日の丸」、新華社は堂々の掲載