村上宗隆が覆した“疑惑” 証明する「.651」…コーチの証言、目の当たりにした修正力
フラー打撃ディレクターの証言、村上から「もっと打ちたい」
村上宗隆内野手がメジャー移籍当初に懸念されていた「速球への対応」について、球団幹部が当時の驚きを明かした。地元放送局の番組内で、球団の打撃ディレクターがスプリングトレーニングでの逸話を披露。渡米前の懐疑的な見方を一蹴した、熱心な姿勢と驚異の修正力に目を細めたという。
地元放送局「シカゴ・スポーツネットワーク」でレポーターを務めるチャック・ガーファイン氏の番組でのことだ。ゲスト出演した球団のライアン・フラー打撃ダイレクターは、村上のキャンプ合流直後を振り返った。長い1日が終わった後でもスタッフと残り、「もっと打ちたい。いろいろな種類の球を見たい」と熱心に志願してきたという。
メジャー挑戦前、村上には速球への対応を不安視する声が少なくなかった。フラー氏もその前評判を耳にしていたという。しかし、怪我で離脱した5月末の時点で、速球系に対してメジャートップタイとなる13本塁打を記録。周囲の懸念を完全に払拭してみせた。真面目な練習態度を目の当たりにし、合流してすぐに懐疑的な見方が間違いだと分かったという。
貪欲な探究心は具体的なリクエストにも表れていた。高性能ピッチングマシンを使用し、山本由伸投手やタイラー・グラスノー投手の高めの速球を再現するよう求めたという。フラー氏がグラスノーの速球を高めに設定すると、最初の1球目こそ空振りしたものの、次の球はファウルにし、その後は強烈な打球を打ち返し始めた。
フラー氏はこの過程を目の当たりにし「彼が本当に素早く修正できる選手だということが分かりました」と称賛した。「素晴らしい判断ができますし、強烈な打球を放つこともできます」と絶賛。多少の空振りがあっても問題ないとし、「最終的には彼が相手を仕留めるということを、私たちは見てきました」と全幅の信頼を寄せている。
MLB公式サイトのデータサイト「ベースボール・サバント」によると、村上の今季の23本塁打のうち、フォーシームに対して10本のアーチをかけている。打率こそ.244にとどまるが、長打率.651と完全に“破壊”している。(Full-Count編集部)

