「今から買ってはいけない“メンズファッション”」最新4選。超速で“時代遅れ”になったアイテムとは
メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第584回をよろしくお願いします。
◆超速で消費されてしまったメンズファッショントレンド
流行の移り変わりの早い昨今。1、2年前までトレンドアイテムだったけれど……今はすっかり陳腐化されている……なんてものも多いもの。
今回は「もう買わなくても良いトレンド」ということで、超速で消費されてしまったメンズファッショントレンドを4つお届けします。今から買おうと考えているなら……止めておくのが吉ですよ!!
安室ちゃんをはじめ90年代ギャルの足元は厚底だらけでしたが……それをさらに上回る勢いで広がったのが、現代の「プラットフォームシューズ」。日本人共通のコンプレックスである短足・低身長を解決できる魔法のアイテムとして度々トレンドに乗ってくるものでもありますが、近年の広がり方は異常そのもの。おしゃれなレディース・メンズのみならず、キッズ服やオジサン靴までその裾野を広げ、1億総厚底の様相を呈していたものです。
しかしながら、ABCマートでも靴流通センターでも厚底シューズが見られるようになり、いよいよもって飽和状態。おしゃれというのは「その他大勢と何かが違う」からこそ褒められるわけで(そうじゃなければ区別もされませんからね)、猫も杓子も手を出し始めたらそれはトレンドでも定番でもなく、もはや「普通」。そうなると、そのアイテムで「何らかの違い」を作るのは難しくなる道理です。
プラットフォームの火付け役でもあったバレンシアガなども近年は厚底の展開をやや少なく設計しており、そのかわり「ぺたんこシューズ」などが多く出てきています。バレンシアガの花形だったダッドスニーカーも近年モデルチェンジし、スタイリッシュなものへと変化していますし、プラットフォームを強く打ち出していたNIKEも業績不振。いよいよもって反厚底の流れが来ているのです。
◆「ヒールで高さを盛る」のが一般的に
しかしもちろん「身長を盛りたい」「足の長さをプラスさせたい」と思うのは誰しも同じ。そこで「厚底が目立つフラットソール」から、最近では「ヒールで高さを盛る」のが一般的になりました。
あまりにも目立つプラットフォームソールではなく、かかと部分で静かに盛るヒールシューズなどが人気に。ローファーでも「ぺたんこ」か「ヒールをやや盛ったもの」が人気になっており、一時トレンドだった「平らな形状で全部盛っているフラットソール」は流行が沈みかけています。
それでもサンダルなど一部のシューズではまだまだ現役ですが、これから秋シーズンにかけて「プラットフォームスニーカー」「プラットフォーム革靴」などは避けたほうが無難でしょう。
◆ワイドパンツ
スキニーに代わり10年ほどトレンド最前線に君臨していたワイドパンツですが、こちらもいよいよ変化が見られます。実は今年・来年とPRADAが旗振り役となり、スキニー旋風が戻りつつあります。メゾン・ハイブランドが強く打ち出し始めた、脱ワイド・スキニー復刻の流れは今後止められないでしょう。
ただし、ワイドが全てダメになっているというわけではありません。ダメなワイドとアリなワイドがあるのが現状です。
ダメなワイドは「上から下まで全部太い土管のようなシルエット」のもの。素材などで凝った仕掛けがあるものを除いては、シンプル素材の土管ワイドパンツはもはや格安量販店ばかりでしか見かけることがなくなりました。多くのブランドはバレルレッグ・ハイウエストワイド・ワイドフレア(ハカマ風)シルエットなどに移行。ただ太いだけのワイドから、メリハリや変化のあるワイドパンツに進んでいるのが今のトレンドです。
