「誰も望まない試合」と言われた3位決定戦、大乱戦で“予想以上”の盛り上がり 計10ゴールの撃ち合いを英メディアも手の平返しの評価「誰も終わってほしくない試合になった」

両チーム合わせて10得点が入った試合はエキサイティングなものだった(C)Getty Images
予想外の乱打戦が繰り広げられた。
現地時間7月18日に行われた、北中米ワールドカップ(W杯)3位決定戦、イングランド代表−フランス代表の一戦は6-4でイングランドが勝利。両チーム合わせて10度、ゴールが決まるという点の取り合いをイングランドが制し、3位の座を確定させた。
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イングランドが序盤から主導権を握った。開始3分にデクラン・ライスが先制ゴールを決めると、18分にコーナーキックからエズリ・コンサが頭で押し込みリードを広げる。さらに、37分と前半アディショナルタイムにブカヨ・サカが立て続けにフランスゴールネットを揺らし、4-0で試合を折り返した。
ハーフタイム明けに4人を入れ代えたフランスは、キリアン・エムバペの2ゴールなどで66分までに3点を挙げ追い上げるも、87分にフランスはサカのPKで5-3と突き放す。後半のアディショナルタイムでは、ウスマン・デンベレの得点でふたたび1点差となった直後、イングランドのカウンターからジュード・ベリンガムのゴールが決まり、試合は決着。フランスの執念の猛追をイングランドが振り切り、2点差で勝利を収めている。
準決勝でイングランドはアルゼンチン代表の前に痛恨の逆転負けを喫していた中で、最後はフランスとの“銅メダルマッチ”で白星を手にする結果に。優勝を逃し、当初は落胆ムードが濃かった母国メディアも、この勝利については手放しで称賛している。
英『BBC』は試合後、「誰も望まない試合と言われたワールドカップ3位決定戦は、誰もが終わってほしくないとなった」などと試合内容を評しており、イングランドは1966年の自国大会の優勝以来で最高成績となる3位で大会を締めくくった」とレポート。
さらに、3試合ぶりのスタメン出場でハットトリックを達成したサカの活躍をフォーカスし、「イングランドの選手がワールドカップ決勝トーナメントで3得点を挙げるのは、1966年決勝のジェフ・ハースト以来史上2人目となった」と説いている。
また同メディアは、勝利を呼び込んだトーマス・トゥヘル監督の采配にも言及。「準決勝のアルゼンチン戦では選手交代や戦術変更に批判が集まった。この日は先発7人を変更し、ハリー・ケインやベリンガムをベンチスタートとする一方、大会中コンディション不良に悩まされていたサカを先発起用。その決断は見事に的中した」と称える一方で、「サカはハットトリックだけでなく、オフサイドで取り消されたゴールも含めて右サイドを支配。イングランドサポーターの間では、『なぜ準決勝で彼を起用しなかったのか』という疑問も浮かび上がった」と指摘する。
他にも、準決勝のゲーム内容と比較し、「アルゼンチン戦では守備的な交代策を選択したトゥヘル監督だったが、この日はより攻撃的な姿勢を打ち出し、その違いが鮮明となった」と振り返っている。
優勝候補にも挙げられていた両国による3位決定戦は激しい攻防の末、イングランドに軍配。フランスは前半の思わぬ連続失点が勝敗に大きく響いた。だが、エースのエムバペは2ゴールで大会得点王タイトルに望みをつなぐなど意地を見せた。
カード決定時より選手のモチベーションを不安視する声も上がっていたが、大会の最後を盛り上げるに相応しい、見応えのあるぶつかり合いだった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]

