江本孟紀氏「ベンチがアホ」発言の真相 「面と向かって言ったわけじゃ」「星野さんなら100回くらい」
野球評論家の江本孟紀氏(78)が、17日放送のニッポン放送「うどうのらじお」(金曜後3・30)にゲスト出演し、阪神電撃退団の真相を語った。
阪神時代の81年、降板を告げられた江本氏は「ベンチがアホやから野球がでけへん」などと発言。これが大きく報じられて問題になった。球団から謹慎を求められたが、江本氏はそのまま引退を選択した。
この騒動を、江本氏は前段から振り返った。「関西ってシーズン終わりかけになると、“今年も優勝できない阪神”って、誰かにターゲットを絞って、話題を作りたいわけ。そういう目でマスコミは見ているから、ちょっとでも言うと大騒ぎになるのは分かっていた」。その上であえて発言したことに、「ある程度、いいやと思っていて」と、開き直っていたことを明かした。
その上で、発言が行われた状況について説明した。「面と向かって言ったわけじゃない。壁に向かって言ったんですよ?アホ!ボケ!とかね」。さらに「星野(仙一)さんがよくやっていたやつ。星野さんなら100回くらいクビになってる。僕はもっとおとなしかった。ベンチがアホって聞こえたんでしょうね」と、ジョークも挟み込んだ。
その発言を、担当記者に聞かれていたという。「若い記者が3人くらい廊下に付いてきて、サービスのつもりで、“野球できるか!”と壁越しに言ったのが、聞いた方は“よし、これはしめた”と」。その後、各社のキャップクラスから「言って(書いて)いいんですか?」と確認を受けたという。江本氏の返答は「いいよ、書け書け」。翌日、各メディアが1面で報じた。
報道を受けて翌日、江本氏は球団フロントに呼ばれたという。事情を説明すると、フロントからは「10日ほど謹慎してくれ」の要請があった。しかし、江本氏は覚悟を決めていた。「こちらは辞める気でいたから」という。
「8月の終わりに10日謹慎したら。“10日辞めると、次に野球(ができるの)は、3週間はかかりますから。辞めろっていうのと一緒ですよ。気分悪い。ここで清算しましょう”と(言った)」。コンディション維持の難しさもあって、任意引退の道を選んだことを明かした。

