尾崎優日 6回終了TKO勝ちで王座返り咲きも 伊藤雅雪プロモーター苦言「この戦いじゃ世界は行けない」
◇TREASURE BOXING PROMOTION 13 プロボクシングWBOアジア・パシフィック・ライトフライ級王座決定戦10回戦 同級1位・尾崎優日(ワールドスポーツ)《6回終了TKO》同級2位ジェリー・フランシスコ(フィリピン)(2026年7月15日 東京・後楽園ホール)
WBOアジア・パシフィック(AP)ライトフライ級1位・尾崎優日(ゆうが、23=ワールドスポーツ)が同級2位ジェリー・フランシスコ(29=フィリピン)との王座決定戦に6回終了TKO勝ち。王座返り咲きを果たし、戦績を10勝8KO1分けとした。
プロ初となる後楽園ホールのリングで躍動した。フェイントからの高速ステップインで相手の懐に一瞬で飛び込み、ドンピシャの左ストレートを何度も浴びせた。相手のサイドに回ってカウンターの左ストレートを打ち込むテクニックも披露し、3回にはロープを背負わせメッタ打ちに。新愛称「ザ・フラッシュ(閃光)」のごとくスピード感あふれる攻撃で相手を圧倒し、6回終了時に相手陣営が棄権を申し入れた。
初の“聖地”で予告どおりの衝撃KOを見せ「凄くホッとしている。試合をやりながらもワクワクしていた。いい経験になった」とベルトを肩にかけ、端正なマスクを緩めた。一方で圧倒しながら倒し切れなかった試合内容には「全然よくなかった。相手のパンチをかいくぐって、もっと細かいパンチを当てていかなければ」と反省の弁を述べた。
尾崎をプロモートする元WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪氏(35)は「4点」とバッサリ。「片りんは見せたが、もっとできるのを知っている。待ちのボクシングが長かった」と手厳しかった。
世界ランキングではWBC、IBFともに同級8位にランクイン。来年初旬にも世界挑戦を目指していたが、この試合で「切符」を得ることはできなかった。「(世界戦開催が)できる、できないは置いておいて、今日の戦いでは世界には行けない。まずはこの階級で日本人1位になる必要がある」と伊藤代表は年内にもう一試合の“追試”を課し、次々戦で地域タイトル王座との統一戦を行う構想を明かした。
尾崎は「おっしゃる通りです」と一言。「勝てて次につながったことは大きな収穫だが、埋めていかないといけない穴がある。毎日ボクシングと向き合って強くなるので、今後の尾崎優日に期待してほしい」と成長を誓った。

