朝食を抜いたらやせる」と実践している人も多いが、実は2型糖尿病のリスクを高める危険性が。カギを握るのは、昼食後の血糖値を爆発的に上げる「セカンドミール現象」だ。医師が警告する「朝食抜き」のリスクとは? 新刊『#3大やめとけ 21人の医師が教える 寿命を縮める「ヤバい」生活習慣』(高橋書店)より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/続きを読む)

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「1日2食の方が体が軽い」というけれど⋯

 体内時計を調整する役割のある朝食を抜くと、長期的にはエネルギー代謝や脂肪蓄積に影響する可能性があります。「1日2食の方が体が軽い」という方もいますが、それは血糖変動やカテコールアミン分泌による一時的な覚醒効果である場合もあります。

 朝食の影響には個人差もありますが、少なくとも「朝食を抜いたらやせる」と単純化するのは危険です。血糖管理を意識するのであれば、食事の量だけでなくタイミングにも目を向けましょう。

 2024年に報告されたメタ分析では、朝食を習慣的に食べないことは、2型糖尿病の発症リスク上昇に関連することが示されています。

 その背景として注目されているのが「セカンドミール現象」です。1日の最初の食事(朝食)は、その後の食事による血糖上昇を抑える働きを持つと考えられています。

 朝食を抜くと絶食時間が長くなり、遊離脂肪酸(FFA)が高い状態のまま昼食を迎えることになります。この状態ではインスリンの効きが低下しやすく、朝食を抜いた日の昼食後の血糖が有意に高くなると報告されています。

「空腹時間が長い方がやせる」とダイエットなどで朝食を抜いていませんか? 一見もっともらしく聞こえますが、代謝はカロリーの足し算・引き算だけで動いているわけではありません。場合によっては、その考え方が糖尿病リスクを高める可能性があります。

「朝食抜き」だけじゃなかった⋯【医師が警告!】やってはいけない「2つの不健康習慣」〉へ続く

(井林 雄太/Webオリジナル(外部転載))