バレンシア移籍の19歳日本代表MFが評価されているのはなぜ? ラ・マシア出身指導者も認めた「日本ではなかなか見つけるのが難しい」才能とは

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狭いエリアも苦にしない佐藤のプレーはスペインの水に合うはずだ(C)Getty Images

 スペイン国内からははやくも、若き才能に期待する声が相次いでいる。

 FC東京からバレンシアへの完全移籍が発表された佐藤龍之介。2023年シーズンにJリーグデビューを飾り、A代表経験も持つ19歳は初めての海外挑戦として、いきなりスペインの名門クラブ入りを決断した。

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 もちろん、新たに海を渡る日本人プレーヤーへの評価は決して低くはない。スペインメディア『MARCA』は現地時間7月7日、公式サイト上で佐藤の特集記事を掲載。「日本サッカー界で最も注目される有望株の1人として評価を確立し、メスタージャ(バレンシアの本拠地)へやって来る」と紹介した。

 さらに、選手としてのスキルについては、「右利きのサトウは、ウイング、攻撃的ミッドフィールダー、さらには攻撃的なインサイドハーフとしてもプレーできる。スピードやライン間での動き、ドリブルで相手を突破する能力に優れ、スペースへ積極的に飛び込むプレースタイルを特徴としている」などと説明している。

 また、現地スポーツサイト『MUNDO DEPORTIVO』では、佐藤がFC東京トップチームデビュー時、監督を務めていたアルベル・プッチ・オルトネダ氏のコメントを紹介。2020年の初来日以前には、FCバルセロナ下部組織で指導者として選手の育成に携わったアルベル氏が、プロデビュー当時の佐藤の印象について、以下のように話している。
 
「私自身が『ラ・マシア(バルセロナの育成組織)』にいた経験から、若い選手を見つけた時には、できる限り多くのチャンスを与えようという考えを持っていた。FC東京での2年目、プレシーズンにチームの人数を補うため、ユースから3、4人の選手が加わった。その中にいたサトウには驚かされた。とてもスペイン的なスタイルの選手で、ボールタッチも優れていた」

 さらにアルベル氏は、「エリートレベルの技術力があることは明らかだった。ボールを失わずにキープでき、パスで相手のラインを突破し、ライン間でプレーすることができる。そうした特徴を持つ選手は日本ではなかなか見つけるのが難しかったが、彼はそれを持っていた」と振り返りながら、「彼の人柄や性格にも、皆さんが魅了されることを願っている。適応には辛抱強く待つ必要があるが、バレンシア移籍は良い選択をしたと思う」などとも語っている。
 
 かつての指揮官による高い評価もあり、新たな挑戦への期待は膨らむばかり。佐藤がスペインの地でどんな成長曲線を描くことになるのか。大いに楽しみだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]