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 ◇ナ・リーグ カブス3−2パドレス(2026年6月29日 シカゴ)

 カブスの鈴木誠也外野手(31)が29日(日本時間30日)、本拠地でのパドレス戦に「4番・DH」で先発出場。2-2の9回2死二、三塁で相手守護神のミラーから左越えサヨナラ打をマークした。鈴木のメジャーでのサヨナラ打は24年8月16日ブルージェイズ戦以来2度目。

 試合が決着した瞬間、本拠地は異常なまでの興奮状態に包まれた。ナインが鈴木めざして突撃。それを鈴木が受け止める。ウォーターシャワーを浴び続け、すぐに鈴木はヒーローインタビューを受けた。

 地元放送局「マーキースポーツネットワーク」の女性リポーター、テイラー・マクレガーさんから矢継ぎ早に質問が飛ぶと、声を弾ませながら「風があったので、行ってくれと思った。勝てて良かった。そんなに簡単に打てる投手ではないので」と笑顔が続く。そしてインタビューが終わると、同氏は「アリガトウッ!」と日本語で声をあげ感謝の意を表した。

 一撃は、今季もこの試合前で2勝1敗、21セーブ、防御率0.78の豪腕が投じた2球目88マイル(約141.6キロ)のスライダーを仕留めた。背番号27が振り抜くと高々と上がった飛球が「つた」に吸い込まれてグラウンドに転がった。

 鈴木はこの日は4回にも左越え二塁打を放ち1点目の本塁を踏んだ。そして5回には同点中犠飛を放っていた。さらに試合を決める快打。「4番」の存在感を力強く発揮した。

 メジャー移籍後通算100本塁打にあと1と迫る31歳。日本人4人目の偉業を寝し遂げる前に、本拠地のファンの前で大仕事をやってのけ、チームに3連勝の貯金9をもたらした。