国会が907秒ストップ! 小野田大臣がキョロキョロ&7人に囲まれる“異常な光景”…GSC構想めぐり大荒れ

19日の衆議院内閣委員会において、中道改革連合の長妻昭議員による質疑が行われ、グローバル・スタートアップ・キャンパス(GSC)構想を巡って審議が大きく紛糾する一幕があった。小野田紀美担当大臣の答弁が定まらず、委員会室にヤジも飛んで速記が何度も停止し、最終的には合計17分以上にわたり審議がストップする異例の展開となった。
長妻氏は質疑の冒頭、政府の産業政策における「縦割り」や「満遍なく症候群」を批判し、一等地に建物を建て土地を無償貸与するGSC構想を「箱物の典型」であると主張。その上で、前回、同党の後藤祐一議員が質問したコンサルタントへの委託先と金額についてただした。この質問に対し、小野田大臣は視線を彷徨わせ、長妻氏が「通告している」と指摘すると委員長の指示で速記が止められ、15秒間中断した。再開後、小野田大臣は文部科学省の調査として1億5000万円を明豊ファシリティワークスに、続く調査としてPwCに約3億円の委託契約を結んでいることを認めた。
続いて長妻氏は、1回目の調査で3万2800平方メートルだった延床面積の計画が、2回目で5万9000平方メートルへと倍近くに膨らんだ点を問題視。段階的に増築すべきだとし、最初に5万9000平方メートルを建てる計画の断念を求めた。小野田大臣は有識者会議で議論中であると答弁。長妻氏が重ねて「第1弾の完成時は3万2800平方メートル以下にすべき」と迫ると、委員会室からはヤジが飛び交い、審議は再び1分36秒にわたり中断した。
再開後も小野田大臣は具体的な数字への言及を拒み、長妻氏が「初めに3万2800平方メートル以上の建物が建つこともあり得るのか」と追及しても「以上とも以下とも申し上げられない」と答えるにとどまった。長妻氏は「事前に聞いていた答弁と全く違う」と反発し、委員会室が騒然とする中で3回目の速記停止となった。この中断中、中道改革連合の後藤氏らが立ち上がって協議を行い、小野田大臣の元には合計7人の事務方や理事が集まって対応に追われる“異常な光景”が見られた。審議は実に15分7秒(907秒)にわたってストップ。再開後、小野田大臣は「3万2800平方メートル以下を念頭に始めることとさせていただきます」と、長妻氏の要求を受け入れる形で答弁を修正した。
さらに長妻氏が、拠点の土地価格について質問した際にも、小野田大臣が当惑した様子で「ストップしてもらっていいですか」と求め、4回目の速記停止(16秒中断)となった。再開後、小野田大臣は分譲マンション販売想定で約400億から600億円程度になる見込みだと答弁。長妻氏は、当初想定されていた200億円から金額が跳ね上がっている点や無償提供の姿勢を批判し、国立大学への運営費交付金が実質的に減らされている現状を訴えて公財政教育支出の大幅増額を求めた。
(ABEMA NEWS)
