「退職者が続出して社内は大混乱」ウルトラマンの円谷プロで起きている異変…現役社員が明かす内情
6月18日、円谷プロダクションは「一部報道に関する当社の見解について」と題したリリースを同社のHP上に発表した。
「一部メディアにおいて、当社に関する報道がなされておりますが、これらは当社の公式発表に基づくものではなく、独自の解釈や事実誤認も含まれております。なお、本件に関する個別の取材や質問状に対しましては、一貫して回答を差し控えさせていただいております」などと見解を明らかにした。
一体、どのような報道だったのか。6月17日配信の「週刊文春 電子版」記事の冒頭部分を公開する。
「今春以降、退職者が続出して社内は大混乱に陥っています」
そう声を潜めるのは、円谷プロダクション(以下、円谷プロ)の元社員である。
7月10日、「ウルトラマン」のテレビ放映開始から60年の節目を迎える。7月3日からは映画監督の是枝裕和氏が企画したドキュメンタリー映画「THE ORIGIN OF ULTRAMAN」の公開が始まり、翌4日には新シリーズ「ウルトラマンテオ」(テレ東系6局ネット)も放送される。
周年事業が目白押しで、活気に満ち溢れているはずの円谷プロ。ところが、ウルトラマンもビックリの“闇”が潜んでいて……。
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1963年、円谷英二氏が創業した円谷プロ。「特撮の神様」と呼ばれた英二氏の死後は創業家が跡を継いだが、その後、経営不振に喘ぐこととなり、2010年にはパチンコ関連事業を営むフィールズ(現・円谷フィールズホールディングス)の子会社となった。

60周年を迎えるウルトラマン(円谷プロダクションのHPより)
そんな円谷プロの異変が顕在化したのは今年4月のことだ。ある業界関係者が語る。
「複数の社員から退職の報告が相次いだのです。『ウルトラマンコスモス』などに出演した著名なスーツアクターをはじめ、長年の功労者が次々にいなくなってしまいました」
現役社員が内情を明かす。
「今年に入り、少なくとも39名の正社員が退職し、さらに13名がグループ会社に出向または転籍する予定です。全社員は約210名でしたから、4分の1近くが円谷プロを去ることになります」
4月1日から組織改編を控えていた同社。だが、3月上旬には既に不穏な空気が漂っていた。3月10日から11日にかけて、突如、40名以上の社員が、取締役や人事担当者から個別ミーティングに呼び出されたのだ。
《この続きでは、内部資料、現役社員および元社員の証言をもとに、“年間4000時間”におよぶ長時間労働、労働基準監督署の是正勧告など同社の労働環境について詳報している。記事の全文は現在配信中の「週刊文春 電子版」で読むことができる》
