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刑法犯の認知件数は減少傾向にある中、日本財団が実施した調査で、多くの若者が犯罪の増加や凶悪化を感じていることがわかった。

●若者の7割超が「犯罪は凶悪化している」

調査は「18歳意識調査『第80回─犯罪・再犯・拘禁刑─』」と題され、今年5月8日〜10日に全国の17〜19歳の男女1000人を対象にインターネットで実施された。

調査結果によると、「近年の犯罪件数の変化」について尋ねた質問に対して、合わせて72.6%が「増えている」「どちらかといえば増えている」と回答した。

また、「凶悪さや悪質さの変化」についても、「凶悪化・悪質化している」「どちらかといえばしている」が、合わせて73.2%に上った。

男女別にみると、いずれの項目でも、「増えている」「凶悪化している」と答えた割合は女性が男性より6〜8ポイントほど高く、女性のほうが犯罪への不安を強く感じている傾向がうかがえた。

さらに、「犯罪を身近に感じる機会」については、全体の51.4%が「増えている」「どちらかといえば増えている」と回答した。

●拘禁刑、6割超が「知らなかった」

2025年6月に、従来の「懲役刑」と「禁錮刑」を一本化した「拘禁刑」が導入されたことで、刑務所の中では以前よりも、受刑者一人ひとりの特性に合わせた作業や指導に重点が置かれるようになっている。

しかし、今回の調査では、この制度改正について「知らなかった」と答えた男女が61.6%に上った。

「具体的な内容変更も含めて知っていた」は12.6%にとどまり、認知度の低さが浮き彫りになった。

また、拘禁刑の導入の効果を尋ねた質問では、「(再犯者率が)減少する」「どちらかといえば減少する」の回答が合わせて39.8%だった一方、「変わらない」とする意見も35.3%にのぼった。

●凶悪犯が職場に来たら? 4割超「距離を置きつつ普通に接する」

過去に殺人や強盗などの凶悪犯罪を起こした人が学校や職場に来たら、どんな態度をとるか──。

調査にはそんな質問もあり、「一定の距離を置きつつも、表面上は普通に接する」が41.4%で最も多かった。

次いで、「必要最小限の関わりにとどめ、なるべく距離を置く」が21.7%だった。「同じ空間にいることを避け、一切、関わらないようにする」は6.4%にとどまった。