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全国で相次ぐ高速道路の逆走トラブル。重大な事故に直結する可能性が極めて高く、そこにはどのようなドライバーの心理が働いているのか?逆走を未然に防ぐため、物理的・視覚的に警告を促す対策も始まっています。

【写真を見る】逆走すると「ドカン!」高速道路で突起物による衝撃警告 物理的・視覚的にアプローチ「命を守る最新対策」

専門家が分析、逆走3つのタイプ

(街の人)「テレビでそういったものが放送されるとこわいと思う」「会社で最近逆走を見た人がいたらしい。パニックでどうにもならないと思う」「出るところを間違えたときに通り過ぎるけど、パニックになるので逆走する気持ちがわからなくもない」

全国で相次ぐ高速道路の逆走。正面衝突など重大事故に直結する危険な行為です。国土交通省によりますと、高速道路での逆走は全国で2024年、220件発生していて、このうち負傷・死亡事故が14件発生しています。

大分県内の高速道路で逆走を認知し、確保まで至った件数は過去5年間で24件。このうち2件が物損事故を起こしています。

九州大学 志堂寺和則教授:
「やっぱり人間なので、絶対にうっかりというのはある。しかも逆走でやばいというパニック状態となり、その後、適切な対応行動がとれないという心理がある」

逆走は3つのタイプに分けられると言います。多くを占めるのは「進路の誤り」。次いで「逆走の自覚なし」。そして、「サービスエリアなどに故意に戻る」というケースです。

九州大学 志堂寺和則教授:
「サービスエリアで忘れ物をしたからといって、ちょっとだけ戻ろうという心理が働く場合もありますが、逆走は重大な事故になるので絶対にやめてほしい。また、ジャンクションやサービスエリアなど分岐する場所は、逆走の始まりとなりやすいということを知ってほしい」

高速道路での逆走を防止しようと県内では現在、全てのサービスエリアやパーキングエリアに、入口から誤って出ていかないように逆走であることを知らせる看板が設置されています。

視覚的・物理的に防ぐ逆走対策

ネクスコは去年、新たに逆走対策を発表。対象場所は全国189か所です。このうち、県内では進路がわかりづらい東九州道の「安心院インターチェンジ」など4か所が対象となっています。

対策は運転者に視覚的に訴えるものと、物理的に衝撃をあたえて知らせる2種類で実施されます。

このうち「路面埋込型ブレード」は、車が正しい方向に通過する場合、タイヤがブレードに接触すると瞬時に沈み込みます。

一方、逆走車が通過すると、路面から突出したブレードに乗り上げ、落下衝撃を与えて物理的に警告します。

このほかにも錯視効果を応用した路面標示や、逆走側からのみ文字が見える「プレッシャーウォール」などの設置を計画しています。

高速道路交通警察隊 工藤輝明副隊長:
「危険な場所を知ってもらうのはもちろんだが、逆走した方向から見やすいように矢印や注意喚起看板をつけている。高速道路に入ったら、いつも以上に注意力を働かせ、よく標識表示を確認してもらうと逆走を防ぐことができると思う」

「高速で衝突した場合の衝撃は、一般道での速度とは比にならない。大変な衝撃で命の危険も極度に上がる。まずは避けてもらう、安全なところへ退避をしてもらう。安全な状態ですぐに110番通報してほしい」

ドライバーの高齢化も進む中、効果的な対策が急がれています。