習主席最側近の蔡奇氏が中央党校の校長に、党内での影響力さらに強まる―仏メディア
仏RFIの中国語版サイトは5日、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席の最側近である蔡奇(ツァイ・チー)中央政治局常務委員が、中国共産党幹部を発掘・養成する「中央党校」の校長に就いたことについて伝えた。
ロイター通信の報道として伝えたところによると、中国国営中央テレビ(CCTV)は、70歳の蔡氏が5日、中央党校の校長として卒業式に出席する様子を伝えた。
現代中国について詳しいチューリッヒ大学のジャン・クリストファー・ミッテルシュテット教授は「この任命により、蔡氏の中国共産党最高指導部における地位がさらに強化され、党組織の構築、思想、行政運営といった分野でより幅広い責任を担うことになる」とし、「そのような前例はないと思う」と述べた。
蔡氏は、中国共産党中央弁公室長をはじめとする党内要職を歴任しており、7人からなる政治局常務委員のメンバーとして中国で最も権力のある数少ない幹部の1人でもある。
北京にある中央党校は、中国の幹部を育成し、党のイデオロギーを形成する最高峰の機関。習氏と前国家主席の胡錦濤(フー・ジンタオ)氏はいずれも最高指導者の地位に就く前にこのエリート校の校長を務めていた。
中央党校
蔡氏は近年、党の規律組織だけでなく、党の建設と運営において広範な責任を担ってきた。
ミッテルシュテット氏によると、蔡氏は年齢的に習氏の後継者になる可能性は低いものの、習氏は蔡氏を党の将来に深く関与させているという。
蔡氏は、2023年に党中央組織部長の職を退任した72歳の陳希(チェン・シー)の後任となる。(翻訳・編集/柳川)
