「もう苦しいって」高市首相 中傷動画疑惑の“証拠音声”を「違和感がある」と逃げ姿勢もネットでは呆れ声続出
高市早苗首相(65)は5日の参院予算委員会で、対立候補への“中傷動画”作成の疑惑を巡り6月3日に「週刊文春 電子版」が公開した、自身の秘書とされるZoomの音声データを確認したと明らかにした。
4月からの一連の文春の報道によると、昨年の自民党総裁選と今年2月の衆院選で、高市氏の最側近である公設第一秘書・木下剛志氏が中心となり、陣営の関与を隠したまま対立候補の“ネガキャン動画”をSNSで拡散させたという。
疑惑が浮上して以降、高市氏は国会などで強気な姿勢で一連の関与を完全に否定し続けてきた。5月11日に国会で「私自身も、地元の秘書も、面識のない方でございます」と報道を否定。19日には、動画作成に関わったとYouTube番組で告白した男性について「私自身も秘書もお会いしたことのない方だ」と記者団に対して改めて否定。自身の事務所による動画の作成への関与は「一切ない」と強調した。
28日にも国会で、業務用のパソコンの記録などもすべてチェックさせたが、報道された疑惑に該当するものはなかったと断言。「週刊誌の記事が証拠と言えるのか」などと、疑惑を否定し続けてきた。
しかし、6月3日に文春が、中傷動画を作成したとされるnue社の松井健氏らと、木下氏が昨年12月に開いたZoomでのウェブ会議の音声を“新証拠”として電子版で有料公開したことにより、高市氏が繰り返してきた“面識がない”という答弁の信憑性が揺らぐことに。
「野党から事前通告で、“音声の主が木下氏かどうか”の確認を求められていたにもかかわらず、6月4日午前の国会で高市氏は、『イメージ操作』をしてきた文春の『有料オンライン会員になろうとは思いませんでした』との理由をあげて、『音声の確認ができなかった』と答弁しました。
事前通告した上での“その対応はおかしい”ということで、野党は同日午後の国会までに再び音声の確認を要求。しかし、午後の答弁において高市氏は、有料の音声データを聞くことは『文春の規約に抵触する』可能性があるとして、『文字起こし』データを確認したと述べました。文字なので本人の音声かどうか『断言するのは難しい』と説明。木下氏本人のものか明言を避けました」(全国紙政治部記者)
4日には音声を「確認できていない」と答弁していた高市氏だが、翌5日の国会では「昨夜確認した」と説明。高市氏の過去の「面識がない」との答弁との整合性を問うため、野党側は公開された音声データの声の主が“木下秘書本人かどうか”という1点のみに絞って追及した。
ところが、高市氏は「秘書本人かどうか、あのような音声をもとに判断することは難しゅうございます」といい、「途中で登場する 『AIサナエ』という音声ですが、それは明らかに私の声でしたが、私の発言や発音と違います 。秘書のものとされた音声も私と会話してる時よりもかなり高い声でハキハキとしゃべっていたので、違和感がありました」と、質問には真っ向から答えず、“音声が本物ではない”と示唆したともとれる答弁に終始した。
確かに今回文春が公開した音声の内容は、一連の“中傷動画疑惑”についてのものではない。しかし、高市氏が一貫して“面識がない”としてきた、松井氏らと木下氏とのやり取りとされるものであり、“ゴールポストをずらす”ような答弁にXでは呆れる声が続出している。
《違うなら違うって言えば良いのに、何でこういう時は断言しないの?》
《しらばっくれるなら、声門鑑定するしかないわな》
《そこまで白を切るんなら、正式に声紋鑑定(フォレンジック音声分析)をやってみたらどうだい??》
《そう、「違和感がある」とは言ったけど「違う」とは言わなかったんだよね〜 言い逃れするにしても、もう、苦しいってば》
《高市さんの無理筋すぎる答弁の方が、よっぽど違和感あるわ〜 この、嘘つき通せば勝ちみたいな世界観の政治、そろそろやめない?子供の教育にも良くないわ》
疑惑は晴れないまま、AIによる“偽音声説”まで持ち出した高市氏。文春は5日、問題の音声データの“無料公開”に踏み切った。高市氏の今後の説明に更なる注目が集まりそうだ。
