県総体の注目校 「部員2人だけ」穴吹高校・少林寺拳法部【徳島】
6月5日に開幕する県高校総体、フォーカス徳島では、シリーズで注目校や選手を紹介しています。
2回目の5月27日は、穴吹高校少林寺拳法部です。
部員はわずか2人。
仲間として、時にライバルとして二人三脚で大会に挑む、その姿にカメラが迫りました。
(穴吹高校少林寺拳法部 3年・篠原萌笑 選手)
「何かは習いごとしないとなと、お母さんと話していて」
「いとこが(少林寺拳法)やっていたから、見学に行ってやろうと思いました」
「途中辞めようか迷ったけど、お母さんが行けって言って今まで続けてきました」
(穴吹高校少林寺拳法部 2年・正木愛々 選手)
「私のお母さんの家族がみんなしていて、写真見てかっこいいなと思って始めました」
「昔の曲が好きで、自分が生まれたときの曲とか聞いています」
県西部、美馬市穴吹町にある穴吹高校です。
部員、わずか2人の少林寺拳法部。
しかし、2人とも全国の舞台が狙える実力者です。
今は開幕の迫った高校総体に向け、汗を流しています。
指導するのは、地元で道場を営んでいる伊内章二さん。
少林寺拳法部が創部された30年ほど前から、生徒たちの指導に当たっています。
2年の正木愛々選手は、自分で選んだ6つの型を披露し競う「女子自由単独演武」に出場します。
正木選手は、少林寺拳法を始めた子どものころから伊内さんの道場で指導を受け、力強い突きや蹴りで全国大会出場が期待される選手へと成長しました。
(指導員・伊内章二さん)
「こうなったら力抜けたように見えるだろ、グッと引いたら足が伸びたように見える。前足底にグッと力入れる」
「脇をキレイに絞って一直線にしてみ。突いてみ。そう、そういう引き止め、引き止めせなあかん」
「自由単独演武」は、1分から1分半の間に演武を行わなければなりません。
時間通りできているか、審判や観客にどのようにアピールできているか、スマートフォンでチェックします。
(穴吹高校少林寺拳法部 2年・正木愛々 選手)
「目標はインターハイで予選を突破して、準決勝や決勝に残ることです」
3年で主将の篠原萌笑選手です。
篠原選手は、2026年3月に行われた全国選抜大会で「女子自由単独演武」に出場し、県勢初の準優勝を成し遂げました。
(指導員・伊内章二さん)
「もうちょっと力強さがなかったら、絞って前出す」
「(篠原選手の強みは)スピードです。突き蹴りのスピード、手足の長さを上手に活かした技の構成」
❝審判は5人制❞
❝どこから見てもキレイに見えるように神経を張り巡らせる❞
(穴吹高校少林寺拳法部 3年・篠原萌笑 選手)
「前回の全国選抜大会で2位だったので、今回のインターハイでも決勝に残って、上位を狙えるように頑張りたいです」
(指導員・伊内章二さん)
「萌笑が選抜大会で2位になっても、やっぱり一番近くに居る愛々がライバルですから」
「愛々にすれば2位をとった萌笑にどないぞ追いつこうという、それもライバルです」
「だから、お互いがライバルであるけども敵ではない」
ライバルであり、大切な仲間でもある二人。
時には優しく、時には厳しく導いてくれる恩師の下で切磋琢磨しながら、全国の舞台を目指します。
でも、腹の底から声を出せば。
(穴吹高校少林寺拳法部 2年・正木愛々 選手)
「お腹すきました。ラーメン食べたいです」
二人が出場する県高校総体少林寺拳法「女子自由単独演舞」は、6月6日に行われます。
