「片付けは、ものを減らすと考えがちですが、じつはあえて増やしているものがあります」と話すのは、整理収納アドバイザー1級のESSEベストフレンズ101メンバーの篠えりさん。ポイントは、数ではなく家事や片付けがしやすい仕組みづくり。今回は、篠えりさんの増やしてよかった3アイテムをご紹介します。

 ハサミは“使う場所”に置く。1本に絞らなくていい

以前、大量にもっていたハサミを1本に減らし、文房具収納に定位置をつくりました。「減らすのがいいこと」だと思っていたからです。ところが1本だと、必要なときに取りに行くのも、使ったあとに戻すのも面倒で、つい出しっぱなしに…。

【写真】たくさんの観葉植物。植物がもつ生命力に励まされます

自分の行動を観察してみると、ハサミは毎日いろいろな場所で使っていることに気づきました。そこで複数本そろえ、使う場所の近くに収納することに。暮らしの動線に合わせて収納場所ともつ数を決めることが、片付けやすさにつながると感じています。

ホコリを見たら即掃除! ハンディワイパーは各所に配置


以前たくさんもっていたハンディワイパーを1本に減らして、リビングから離れた掃除用具入れに収納しました。ところが、ホコリに気づいても見て見ぬふりをするようになってしまいました。

そこでハンディワイパーをあえて増やし、ホコリが気になる場所の近くにセット。テレビ裏、冷蔵庫の側面、子ども部屋、ピアノの近くなどに置いています。気になったときにすぐにふき取れるようになり、取り掛かる面倒くささがなくなって、家全体をきれいに保てるようになりました。

観葉植物で片付けのモチベーションアップ!


片付いてスッキリした空間を、さらに心地よくしてくれたのが観葉植物です。少しずつグリーンを増やしたことで、部屋の雰囲気が抜群によくなりました。

視界に入る場所が整っていると、気持ちも前向きになり、「この気持ちいい部屋をキープしたい」と思えるように。片付けのモチベーションが格段に上がりました。植物がもつ生命力は、暮らしを整えるうえで、私にとって欠かせない存在です。

ただものを減らすのが正解ではなく、暮らしが快適になることがお片付けのゴールです。そのためには、日常の行動を観察し、なにをどれだけもてば自分に暮らしやすいかを考えるのが第一歩。自分の適量を知ることで、家事も片付けももっとラクになると実感しています。