コメの価格が下落!店頭価格は?今後の見通しは?(静岡)
農林水産省が先週発表した全国のスーパーで販売されたコメの平均価格は5キロあたり3796円。
前の週より46円値下がりし、およそ8か月ぶりに3700円台となりました。
農水省では「今後も値下がり基調は続く」との見方を示しています。
一方で県内のコメの価格はどうなっているのでしょうか?
静岡市内のスーパーでは・・・・
売り場を見ると5キロ3000円前後の米が並んでいました。
「最近は値段はかなり下がってきておりまして5キロで平均単価3300円程度」「去年と比べて800円ほど値段は下がっていると思います」
売れ行きは去年の同じ時期と比べ20%ほど伸びているということです。
( 竹川貴彦さん)
「以前は少しでも安い米がよく売れていましたが、最近はブランド米の価格が下がってきたことで少し多くお金を出してブランド品を買い求める人も多い」
消費者は・・・
(お客さん)
「買う方はね、安くておいしいのがいいだけど、税を入れて2500円ぐらいが一番買いやすい」
(お客さん)
「3000円切るといいなって思いますけどね」
Q次買うとしたら値段で決める?ブランド米選ぶ?
「食べなれたものがいいので、ある程度名の通ったものが。まだもう少し安くなるといいなと思ってる」
一方、浜松市のスーパーでは
(遠鉄ストア 商品部大場 裕介 部長)
「ブレンド米については(5キロ)3000円台の前半で販売できるようになってきている」「地元の磐田産のコシヒカリ、地元のコメは3000円台で販売できるようになっている」「ピークに比べると1000円近く安くなっていると思う」
3月頃から仕入れ価格が下がり始めてきたということですが、それまでは交渉しても値下げは難しかったといいます。
(遠鉄ストア 商品部大場 裕介 部長)
「去年の今頃は商品確保が難しく入ってもすぐに売れてしまう状況、種類もかなり少ない状況だった」「おととしに戻ったような形」「基本的には5キロのお米、4000円以下で提供することを心掛けている。特売で少しでも安くて品質のよいお米を仕入れて、安く提供することを考えている」
一方こちらは静岡市内にあるコメの専門店。
この店ではコメ不足により販売するコメがなくなってしまったことから去年の秋に新米が出た際には、コメを確保することを最優先に価格は高かったといいますが、全体のおよそ8割を仕入れたといいます。
(お米のみうら三浦寛社長)
「お米が取れた秋に1年分を買い取るかたちで商品を仕入れてるためなかなか思ったように値段を下げられないんですが、できる限りお客様の要望に応えるかたちで、少し一部の商品を下げさせてもらってます」
そして早くも来月には、ことしの秋に収穫される分の予約が始まるといいます。
(お米のみうら三浦寛社長)
「今年に関してはやはり(農家から)直接買ったりする分はちょっと少なめにして、できるだけ値段について柔軟に対応できるような形にしたいなと思ってます」
今後、コメの価格はどのように推移していくのでしょうか。専門家に聞きいてみると…
(日本国際学園大学荒幡克己 教授)
「今後ともですね、やはりこういうじりじりと下がっていくという傾向は続くと思います。需給状況を反映してですね、過剰気味ですので、少しずつ値下がりしてくというのは当然のことかなという感じですね」
荒幡教授は、農家の生産意欲が高いことが供給を過剰にしているのではないかと指摘します。
(日本国際学園大学荒幡克己 教授)
「在庫が溜まってるということで、本来であれば8年産米は、7年米よりも少し減産してもいいという感じですが、実際には米価が高いままで(J)農家の生産意欲は非常に旺盛です」
県内のコメ農家は今、田植えの時期を迎えています。
富士市の仁藤さんはこれまでは、コシヒカリを中心に栽培してきましたが、ことしからは暑さに強い「にじのきらめき」という品種の割合を多くする予定です。
しかし、コメの価格が下落傾向にあることには不安を感じているといいます。
(仁藤丈也さん )
「去年今頃にはもう2つぐらい会社が来ていて、頼むねなんて、今年はおろしてと言われていたんですが、今現在ないんですよ。とゆうことは、完全にもう今年については米が余っている、間違いなく去年みたいなああいうような格好の価格はもう買い取りができないと、去年よりもかなり厳しい話を聞いているので、今怖いような状況でいます」
さらにかねてからの物価高に、イラン情勢悪化の影響で肥料や資材、燃料などコストが高止まりの状態が続いていることに頭を悩ませています。
(仁藤丈也さん)
「他のものがやっぱり上がっていく中で、お米だけが安くなっていくという状況は、なかなか受け止める、作る側としては受け止めるのが非常に苦しいので、作る側をぜひお理解いただいて、応援してもらいたいなっていうところがあるんです」
コメ価格の下落は消費者にとってうれしい反面、生産者にとっては死活問題です。ことしも、国の農業政策は難しいかじ取りを迫られそうです。
【スタジオ】
(伊藤薫平アナウンサー)
はいではここで米の平均価格を整理していきます
去年の年末から年始にかけては5キロ全国平均で4416円。
4400円超えだったんですけども、だんだんと下がり始めまして
最新のデータですと5キロ3796円ということで
8ヶ月ぶりに3700円台になったということなんですね。
望月さんは料理本も出されてます
スーパーで買い物されることも多いと思いますが
安くなっている実感などはありますか?
(コメンテーター望月理恵さん)
安くなっている実感あります。
あと特価で安く売られていることも増えたと思うので実感はしてますし、あとブレンド米っていうのも増えたような気がするんですよね
それが結構価格がちょっと低い感じがしますね。
(伊藤薫平アナウンサー)
選択肢が増えているところもありますが
全体を見ますと米の民間在庫量が
過去最高水準でこの先価格がさらに安くなるという見方が強いようです
ただですね農家の方のお話をお伝えしますと
富士市の米農家ではこれまで儲けがないような状況だったところが
去年の値上がりによって、ようやく田植え機を新調することができました。しかしこのような厳しい状況ですと逆戻り。
米価格が下がってしまうと逆戻りするかもしれない
津川さん日本の米作りにも影響がありそうですよね
(コメンテーター元衆院議員 津川祥吾さん)
ものすごく深刻だと思います
やっぱり私たちは国内でお米をちゃんと作っていただける環境を整える。将来にわたって続けるってものすごく大事なんですけど
現場としては本当に農家の方々がお米作りをやめてしまうという方が
どんどん増えている中でこの状況は私は価格が下がることは
消費者にとって望ましいってよく言いますけど
でも国内でお米が作られなくなることを消費者が望んでいるってことは私はないと思いますので、しっかり政策転換する必要があるんじゃないかなと思いますね。
(伊藤薫平アナウンサー)
政策転換でいうとどんなものが現状求められる?
(コメンテーター元衆院議員 津川祥吾さん)
そもそもですねやっぱりどのくらいそのお米を作るのか
国がどうやってそれを保証するのかという話で
価格をどうするのかということに直接政府が手を出すかどうか
これはかなり慎重な議論が必要だと思いますが
まずすぐ私はやるべきだと思うのは、去年備蓄米、放出しましたよね
だからこれ買い戻さなきゃいけないんですよ
最初江藤さんの時に30万トンは1年以内に買い戻すって言ってるんですからこれ早くやってもらう必要があると思います
小泉さんになってから随意契約にして、これ決まってないんです
どうやって買い戻すか
これはもちろん今すぐに買うのがいいかどうか分かりませんけども
ちゃんと確実に買い戻すってことはね
農林水産省はまだはっきり言わないんですけど
ちゃんと計画言うべきだと思いますね
(伊藤薫平アナウンサー)
買い戻した方が健全なことになるってことですね
必ず備蓄しなきゃいけないので。
(コメンテーター元衆院議員 津川祥吾さん)
それをはっきりと計画を今の段階でしっかりと明らかにするってことは現場の方々にとっても必要だと思います。
(伊藤薫平アナウンサー)
あとは望月さんの米の高騰で米離れなんか言われることもありましたけど、望月さん鍋でお米を炊くほど”米マニア”的な話も聞いたことがあるんですが。
(コメンテーター望月理恵さん)
大好きなんですよ!でもさっきも話ありましたが
それこそ今輸入品に頼っているところがすごく大きいと思うんですけども、お米ってほぼ食用は国内生産なんですよ
そこはすごく応援していきたいなっていう部分がすごくあるのと
私は食べてほしいプラスこの「推しを作る」っていうのも
ちょっと推薦したいなと思うんですけど。
私、田んぼオーナーっていうのをやっていて、ある一定の料金を払って農家さんを支援するっていうものなんですけど農業体験もそこには入っているんですよ。田植えをしたり稲刈りをしたりとか
プラス新米を送ってもらう。
そこまでが田んぼオーナーのことなんですけども
そうやって農家さん人とつながるっていうことでお米離れが・・・
お米をっていうよりも人と農家さん、場所地域とつながる。
だから田んぼオーナーしなくてもいいんですよ。
ふるさと納税だったりあと地元を応援するみたいなことで
なんかそれを考えると
何度も同じこと言っちゃいますけども
地域を応援するっていう気持ちを持つっていうことが
イコールお米の離れを防ぐ一つのアイデアなんじゃないかなと思ってるんですけど。
(コメンテーター元衆院議員 津川祥吾さん)
推しの農家さんを作る。どうやって作るんですか?
(コメンテーター望月理恵さん)
もう田んぼオーナーだったり、調べるといろいろ出てくるんですよ
ネットでも田んぼオーナーも出てきますし
あと近くにありませんか?やっぱり農家さんって。
知り合いの農家さんだったり
本当に私は今回田んぼオーナーやらせていただいてるのは
もう人づてで、こういうのあるんだけどやらないか
協力してもらって農家さん応援しないかっていうことだったので
なんかその人をつながることによってお米の支えるっていうことは
私たちやっていかなきゃいけないことなんじゃないかなっていうのをすごく感じますね。
(伊藤薫平アナウンサー)
米と人がつながる時代かもしれません。米事情でした
