「保育士」から「ベビーシッター」へ転職した知人。収入がアップしたようですが平均年収はどれくらい違うのでしょうか?

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保育士とベビーシッターは、どちらも子どもを見守る職業ですが、年収や働き方に違いがあるようです。資格の必要性や働き方の違いが、待遇にどう影響しているのかは、転職を考えるうえで把握しておきたい要素でしょう。   今回は、保育士とベビーシッターの年収や働き方の違いについて解説します。

保育士とベビーシッターの年収の違い

保育士とベビーシッターはどちらも子どもを見守る仕事ですが、平均年収には一定の違いがあるようです。厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」によれば、それぞれの年収目安は次の通りです。なお、ベビーシッターの年収については、同調査の職業分類対応表を基に「その他のサービス職業従事者」のデータを参照しています。
 

保育士:406万8100円
・ベビーシッター:395万9600円

このデータによると、ベビーシッターの平均年収は保育士と同水準、もしくはやや低い傾向にあるといえるでしょう。
ただし、ベビーシッターは働き方によって収入が大きく変わる職種でもあります。稼働時間や受ける案件、時間帯などによって収入に差が出ることがあるため、平均年収はあくまで目安として捉えることが大切です。
 

保育士とベビーシッターの仕事内容の違い

保育士保育園やこども園などの施設に勤務し、複数の子どもを対象とした集団保育を行うのが一般的です。働くためには保育士資格という国家資格が必要で、勤務時間や給与はある程度安定しています。
一方、ベビーシッターは依頼者の自宅などを訪問し、子ども一人ひとりに合わせた個別の保育を行います。資格は必須ではなく、未経験からでも始めやすい点が特徴です。その反面、働く時間帯や案件数によって収入が変動しやすく、安定性という面では差があるといえるでしょう。

ベビーシッターは働き方次第で収入が変わる

一般的にベビーシッターの収入が伸びやすい理由は、時給や案件単価が働き方によって変わるためです。
例えば、夜間や早朝、休日などの時間帯は需要が高く、通常よりも高い報酬が設定されることがあるようです。また、長時間の預かりや複数の子どもを担当する場合も、報酬が上がる傾向にあります。さらに、英語対応や保育資格の保有など、付加価値となるスキルがある場合には、より高単価の案件を受けられる可能性もあるでしょう。
このように、働く時間や内容を工夫することで、平均以上の収入を目指せる点がベビーシッターの特徴です。

ベビーシッターに転職するメリット

ベビーシッターとして働くメリットは、働き方の自由度が高い点にあります。勤務時間や働く日数を自分で調整しやすく、ライフスタイルに合わせた働き方がしやすいのが特徴です。
また、依頼内容や時間帯によって報酬が変わるため、工夫次第では収入アップを目指せる点も魅力のひとつといえます。特に夜間や休日の対応、長時間の預かりなどは高単価になりやすく、効率的に収入を得られる可能性があります。
さらに、保育士資格や現場経験を生かせる点もベビーシッターのメリットです。保育施設で培った知識や対応力は、個別保育の現場でも評価されやすく、利用者からの信頼につながります。実務経験があることで依頼を受けやすくなる場合もあり、結果として収入アップにつながるでしょう。

ベビーシッターに転職する際の注意点

ベビーシッターは自由度の高い働き方ができる一方で、収入が安定しにくい点には注意が必要です。依頼ごとに仕事を受けるケースが多く、時期や利用者の都合によって収入が変動する可能性があります。特に転職直後は依頼が少なく、安定するまで時間がかかることもあるでしょう。
また、保護者が不在の環境のなか1人で子どもを預かることが多く、責任の重い仕事である点も理解しておく必要があります。トラブルの際は適切な対応が求められるため、安全管理や基本的な対応力が重要になるでしょう。

平均年収はベビーシッターの方が低い可能性があるが、働き方次第で保育士より高くなる場合もある

保育士とベビーシッターの平均年収を比較すると、一般的には保育士の方がやや高い傾向にあります。しかし、ベビーシッターは働き方の自由度が高く、時間帯やスキル次第では年収アップを実現できる可能性があります。
それぞれの特徴を理解したうえで、ライフスタイルや目指す働き方に合わせて、最適な職業を検討してみましょう。
 

出典

e-Stat 政府統計の総合窓口 厚生労働省 賃金構造基本統計調査/令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 表番号1 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー