「真の偉大さを証明した」敗北後でも礼儀を忘れなかった“スマイルジャパン”を独メディアが絶賛「日本人が見せた素晴らしい行動」【冬季五輪】

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イタリア戦でも試合後にスポーツマンシップを忘れなかった日本(C)Getty Images

 相手へのリスペクトを示す行動に賛辞が集まっている。

 注目されているのは、現地時間2月7日に行われたミラノ・コルティナ冬季五輪のアイスホッケーで、ドイツ代表と対峙した日本代表の振る舞いだ。

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 開始44秒に先制点を許した“スマイルジャパン”は、第1ピリオドだけで3失点。最大5点のビハインドとなってから3点差に迫る反撃を見せたが、力及ばず。結局、5-2と敗北。悔しさを滲ませた彼女たちだったが、試合直後の“礼儀”は忘れていなかった。

 横一列に整列したメンバーは、相手のドイツはもちろん、声援を送ったスタンドに向かっても一例。深々と頭を下げ、敬意を示したのである。

 和と礼儀を重んじる日本のスポーツ界ではおなじみの光景ではある。だが、完敗を喫した直後の行為ということもあって、スマイルジャパンの振る舞いは大々的にクローズアップされた。

 2-3の僅差で敗れた9日(現地時間)のイタリア戦後にも礼儀の挨拶をしていた日本の行動に興味を示したドイツの日刊紙『Die Welt』は「敗北後に日本人選手たちが見せた素晴らしい行動」と銘打った記事を掲載。「日本のアイスホッケーチームは、敗れてから真の偉大さを示した」とし、相手に敬意を示す挨拶がいかに稀有で、尊いものであるかを強調した。

「試合終了のブザーが鳴った直後、日本女子チームは偉大さを証明した。無念の敗戦にもかかわらず、メンバー全員が氷上に一列に並び、まずはイタリア選手たちに一礼。そして次に4人の審判員に、最後にミラノ・ローアリーナの観客たちに頭を下げたのである。涙を流したマスハラ(増原海夕)のように、敗れたことに対する複雑な感情を露わにしたのはそのあとだった。彼らにとって、当然のこととされているから驚きだ」

 悔しさを押し殺し、スポーツマンシップを忘れなかった“スマイルジャパン”。その行動は、国内外で高く評価されている。その事実は胸を張っていいはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]