この記事は以下の動画を基に、動画投稿者の承諾を得た上で、AIライターが執筆しております

美容外科医の高須幹弥氏が、自身のYouTubeチャンネルに投稿した動画『980円の切らない包茎手術の広告の真実を話します』で、インターネット上で見かける極端に安価な包茎手術の広告について、その危険性と悪質な手口を厳しく指摘し、警鐘を鳴らした。

動画の冒頭で高須氏は、最近SNSなどで「『包茎手術しないとモテないよ』『ズルむけの方がモテモテだよ』みたいな、ちょっとエロ系、H系、下品なネット広告」が目につくと述べ、特に「980円」といった破格の料金をうたう包茎手術の広告が多数存在することに言及した。これらの広告の多くは、男性のコンプレックスをあおり、安易な手術へと誘導するものであると問題提起した。

高須氏は、広告でよく見られる「切らない包茎手術」という言葉について、「おそらく埋没式の包茎手術だと思いますね。切らないで糸で留めるだけ」と説明した。しかしこの方法は「極めて軽度の仮性包茎」にしか適応がなく、しかも「糸で留めてるだけなんで糸が緩んで戻っちゃいますよね」「ほぼ意味ないですね」と、効果が一時的であると断言。日常生活での摩擦により、すぐに元に戻る可能性が高いと指摘した。

では、なぜこのような広告が存在するのか。高須氏によれば、これは悪質な「釣り広告」であり、実際にクリニックを訪れると「あなたの場合は980円の施術では無理です。切らないとダメです」などと言われ、最終的には「50万円ですよとか、場合によっては100万円ですよとか」「全部で200万円ですってね、とんでもない金額を要求される」といった高額な契約に誘導されるケースが多いという。中には、「おち◯ちん出して、ベッドの手術台の上に寝た状態で、『あなたの場合はコラーゲンを6本入れないと治りません』って突然また手術の直前に言われる」という悪質なケースもあると明かした。

さらに、980円という価格設定については「医療行為しても絶対に赤字になるんですよ」と断言。クリニックが負担する広告費だけでも「1人の患者さんを来院させるのに、だいたい3万円とか5万円とかかかる」のが実情であり、それに加えて家賃、人件費、薬品代などを考慮すると、980円での手術提供は不可能であると強調した。

高須氏はこうした手口を「悪徳商法」と厳しく批判し、「情報弱者の方が騙される」と警告。特に包茎手術は「(受ける人の)ほぼ全員が初心者」であるため、社会経験の浅い学生などがターゲットにされやすい構造があると指摘した。「これが日本の医療業界、サロン脱毛業界の現状でございます」と嘆きつつ、「980円で包茎手術はまずやってくれないですよ」「もし本当に980円で満足のいく手術を受けた人がいたら、コメント欄に書いてください。絶対いないと思うから」と視聴者に強く注意を促した。

チャンネル情報

美容外科医 高須幹弥氏が運営するYouTubeアカウント。 本業の美容整形に関する話以外に、筋トレ、政治・経済、芸能など様々な時事問題に関して高須幹弥医師視点の意見を配信しています。