3月14日(金)開催のDIGIDAY COMMERCE FORUM 2025に、リテーラーおよびブランドのマーケティング領域のご担当者様を無料でご招待(事前審査あり)いたします。ご応募いただいた方には、ご招待の可否にかかわらず、「2025年アジアRMNトレンド白書」を進呈いたします。

記事のポイントYouTubeのアフィリエイトから自社ECサイト誘導へ移行。自社サイトでのショッピング導入により「オープンドア」の収益は4倍に。ホームフレグランス進出、インスタグラム、ピンタレストの活用を強化する。
https://open.spotify.com/episode/3bNki5xVYMyyV0zZiRcsMp?si=f1880567d00c4a4e昨年、建築誌のアーキテクチュラルダイジェスト(Architectural Digest、AD)は自社のeコマース戦略を転換した。コンデナスト(Condé Nast)傘下の同誌は、セレブのゴージャスな住まいを紹介するYouTubeシリーズ「オープンドア(Open Door)」に2021年からアフィリエイトリンクを追加していたが、このGoogle傘下の動画プラットフォームからインテリアのショッピングができる自社サイトに視聴者を誘導しはじめた。「当社のサイトを訪れてもらえれば、はるかに深く豊かな体験を提供できる。なんでも購入できるし、視覚的にも優れている。すべてのアイテムの写真を掲載できる」と、アーキテクチュラルダイジェストのグローバル編集ディレクターであるエイミー・アストリー氏はDigidayポッドキャストの最新エピソードで語った。この戦略の転換は、ここ2年で同誌のコマース収益が2倍になるなかで行われた。YouTube動画の説明欄にこのプラットフォーム用のアフィリエイトリンクを埋め込むという以前のアプローチが機能していなかったわけではない。しかし、ADの自社サイト上に「オープンドア」の動画で取り上げた商品を購入できる場所を用意するほうが、より効果的だと判断されたようだ。「『オープンドア』の収益は、サイトでのショッピングによって4倍に増えた」とアストリー氏は述べ、ADはYouTubeにおける動画のコメントフィードの一番上に、このサイトへのリンクを含むコメントを固定して目立たせていると指摘した。現在、ADはコマース戦略をさらに大幅にアップデートしようと準備している。3月には、2024年1月にローンチしたeコマースサイトのADショッピング(AD Shopping)をリニューアルして、「オープンドア」で取り上げた商品に加えて、アストリー氏をはじめとするADのチームが厳選したショッピングセレクションも紹介する予定だ。「今年は、スタッフのおすすめにもっと力を入れ、エディターやデザイナーをもっと重用し、我々が手がけるショッピングコンテンツをより完全に統合することをめざし、徹底的に見直すつもりだ」とアストリー氏は述べた。ここで、会話のハイライトをいくつか、わかりやすくするために短く編集して紹介する。

2025年にADが取り組む新たなコマースへのアプローチ

AD 100デザイナー(ADが選ぶ100人のベストデザイナー)、ADプロディレクトリ(AD PRO Directory、ADエディターが選んだ信頼のおける専門家の名簿)に掲載されているデザイナー、そして当社自身のチームを活用して、さらに強化していく。当社がこれまで手がけたことのないホームフレグランス分野に進出するつもりだ。4月を楽しみにしていてほしい。

ADのコマースオペレーション

チームは6人編成だ。2021年にコマースを実験的にはじめたときは、ほかの仕事をしながら片手間にやっているような状態だった。今は幸運なことに、昨年よりも多い6人のスタッフで動いている。プロデューサーとeコマースライターに加えて、全体の状況を本当に理解している戦略担当者がひとりいる。

インスタグラムでのコマース

当社では主にインスタグラムのストーリーでコマースの実験を行ってきた。読者からの反発はなかったし、リンクに関する問題も特になかった。今よりもさらに洗練されたものになると思う。インスタグラムでのショッピング体験が、いつの日かサイトの外に行く必要がなくなるようなものになるなら、素晴らしいことだ。実現したら夢のようだ。

ピンタレスト(Pinterest)でのコマース

ADは視覚的なブランドなので、ピンタレストのボードにADが現れるのは予想の範囲内だ。実際、優良な参照元になっている。この記事は、アーキテクチュラルダイジェストがコンデナスト傘下であることを反映するように訂正された。訂正前は、同社がハースト(Hearst)傘下であると誤って記述されていた。[原文:How publishers pull YouTube viewers to shop on their sites, with Architectural Digest’s Amy Astley]Tim Peterson(翻訳:ジェスコーポレーション、編集:坂本凪沙)