画像は『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』でのエリザベス・オルセン
 - Marvel / Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

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 マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチを演じているエリザベス・オルセン(35)が、20代の頃にパニック障害で苦しんだ過去を The Guardian に明かした。

 9月20日に配信されたばかりのNetflix映画『喪う』で、呼吸運動や瞑想で冷静さを保つ女性クリスティーナを演じたオルセン。キャラクターに共感を覚えたという彼女は「私も似たようなことを経験した時期があります」と切り出し、極度の不安やパニック障害に見舞われた20代を振り返った。

 「何が有効なのか探り探りの日々でした。2000年代半まで、誰もパニック障害について話していなかったので。物事をリスト化して克服していくことが、私にとって意味のあることだと思いました。(パニック障害は)制御できないものであるとは気づきませんでしたが、なんとか抑えられるように(手段を)模索しなければなりませんでした」

 症状がひどい時は、1日に数回発作を起こすことをあったといい「1時間おきに発作が起こるんです」とオルセン。「どんな時も、暑さから寒さ、空腹から満腹と変化が起きて『これは大丈夫?』と思って、そこからスパイラルに陥って、習慣づいてしまうんです」と困難だった時期を明かした。

 それでもパニック障害と向き合い、それを乗り越えたオルセン。自分が見たもの全てを口に出す「思考の遮断」が役に立ったといい、「何が心地よくて、何がそうでないのかすぐに理解できるんです」と語っている。(編集部・倉本拓弥)