空を見上げる菊池と、隣でずっと笑みを浮かべる山田。「2人の息はピッタリで、撮影は順調です」（現場スタッフ）

　ジャニーズ事務所に “逆風” が吹くなか、この男は笑顔を絶やしていないようだ――。

　10月から放送される『ゼイチョー〜「払えない」にはワケがある〜』（日本テレビ系）で、プライム帯の連続ドラマ初主演を務めるのは、Sexy Zoneの菊池風磨。

「今作がプライム帯で初主演となるのですが、実は今年に入って、1月クールの『大病院占拠』（日本テレビ系）、4月クールの『隣の男はよく食べる』（テレビ東京系）、7月クールの『ウソ婚』（フジテレビ系）と、3クール連続で連続ドラマに出演し、そのうち2クールで主演を務めているんです。

　今クールで満を持してプライム帯の主演ということで、俳優としては乗りに乗っている状態です」

　本誌は、同作の撮影現場での菊池の様子について、スタッフからこう話を聞いている。

「当然、“あのこと” には誰もふれませんでしたね。同グループの中島健人さんは、番組収録が延期になるなど、影響が出始めていますから。ただ、菊池さんは驚くほど元気。ヒロイン役の山田杏奈さんと終始おしゃべりしていました」

“あのこと” とは、もちろん故ジャニー喜多川氏の性加害問題から始まる、ジャニーズを取り巻く一連の騒動だ。蜜月と言われたテレビ各局も、“ジャニーズ批判” を繰り広げる状況が続いている。

　しかし、菊池は、“座長” としての務めをよく果たしているという。別の現場スタッフが明かす。

「周囲は落ち込んでいるのではないかと最初は心配していたんですが、驚くくらい元気でビックリしましたね（笑）。現場でも『さあ、暑いから巻いていくよー！』と、大きな声で明るく元気にみんなに声をかけていましたね。

　カメラが回っていないときは、『大病院占拠』でも共演していた白洲迅さんといろいろな話をして盛り上がっていましたよ。あれだけ元気だと、周囲も気を遣わず撮影が進むので、助かっています」

　芸能記者は、昨今の騒動で仕事が減っている所属タレントが多いなか、比較的、影響の少ないタレントだと語る。

「コミュニケーション能力が高いため交友関係も広く、同じ事務所のタレントだけでなく、共演したお笑い芸人の陣内智則やかまいたち・濱家隆一らとご飯を食べに行っているようです。

　また、バラエティ番組にも引っ張りだこで、MCもできれば、『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』（フジテレビ系）でレギュラーを務めながら、ドッキリに引っかかる側でも無類の才能を発揮したりと、近年では他のジャニーズタレントにはないマルチな活躍を見せています。

　本人も『俳優業もバラエティも両方兼任でやっていきたい』と周囲に話をしていますし、これだけオファーが続くのも、実力を認められているからだと思います。ただ、そのぶん、グループとしての活動は減っていくかもしれませんが……」

　事務所の “救世主” として、うまくサバイバルしていきそうだ。