きょう4日に放送される日本テレビ系バラエティ番組『ザ!世界仰天ニュース 2022年も爆笑、感動、仰天しっぱなし! 食の危険&あの有名逃亡劇の真実に迫る! 4時間スペシャル』(19:00〜)では、日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン被告の逃亡劇に迫る。

1月4日放送の『ザ!世界仰天ニュース』より=日本テレビ提供


2019年12月31日、ゴーンが日本を出国し、中東のレバノンに到着したことを複数の海外メディアが報じ、この第一報は世界中を騒がせた。当時、日本で逮捕され保釈中のため、海外渡航は禁じられていたゴーン。だが、裁判所の管理下にあったはずのゴーンは、誰も予期しない方法でまさかの国外逃亡を果たす。

今回は、裁判の証拠資料、関係者への取材等を基に、この一部始終をドラマで再現。逃亡の作戦は誰が、いつ考えたのか…カルロス・ゴーン国外逃亡の裏側、その衝撃の真実に迫る。

18年11月19日、東京・羽田空港で金融商品取引法違反の容疑で逮捕され、拘留されたゴーン。107日後、あらゆる保釈条件を付けた上で、保釈金10億円を支払って保釈が許可されるが、彼の行動には厳しい制限が課せられる。弁護人・家族以外の面会は裁判所へ報告が義務付けられ、指定の住居での生活、さらに携帯電話は通話履歴も管理され、外出中には警備会社が監視するという徹底ぶりだった。

そんな中19年4月4日、会社法違反の容疑で再逮捕。そこで、さらに追加された厳しい保釈条件が、ゴーンが日本脱出を決める大きなきっかけとなる。

そんな彼の逃亡計画の全貌が、協力者たちの裁判により明らかになった。「日本の裁判所で不当に拘束されている。彼を助けてほしい」とゴーンの妻、キャロル・ゴーンが頼ったのは、アメリカ陸軍の特殊部隊グリーンベレー出身の男。戦禍の中東で人質救出や要人警護などの危険な場面を多数経験してきたスペシャリストだった。

だが、世界的に有名なゴーンを管理体制の充実した日本から国外に逃亡させるのは困難を極める。そこで彼らが入念に練った逃亡計画は、脱出にはプライベートジェットを使い、ゴーンは荷物に入るという驚くほど大胆なものだった。どのように自宅を抜け出し、空港の保安検査場を突破したのか。その緻密な手段とは…。