規制緩和でオープンしたモールの受付。接客業の人はマスクとフェイスシールドを着用【撮影/長野綾子】

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日本語教師としてインドネシアと出会い、2005年からグローバル人材紹介会社で日系企業・ 日本人求職者のサポートを担当するジャカルタ在住16年の長野綾子さんが、新型コロナウイルス蔓延から1年経ったジャカルタでの生活、人々の様子をレポートします。

 インドネシアは2020年2月の中国旧正月を前後にコロナが蔓延しはじめ、1年が経過した。現在も感染者数は増えたり減ったりを繰り返している。 2021年2月ごろからワクチン接種(中国製シノバック)が始まり、医療従事者と高齢者への接種が終わって、教師や観光業従事者などへの接種も開始した。

 ジャカルタ州はPSBBと呼ばれる大規模社会制限を2020年3月から開始し、現在までに段階的(セクター)に緩めながら、また時には引き締めながら延長を続けており、現在も制限は完全解除にはなっていない。

 規制が厳しい時期(2020年3〜6月)はスーパーマーケットとホームセンターなど日用品販売をしているお店以外は、ショッピングモール、飲食店(デリバリーはOK)、商業・娯楽施設、学校(オンラインのみ)などすべてクローズ。国内線はカーゴ(貨物運送)以外は運航停止、外国人の入国は厳しい制限を受けた。

 現在(2021年4月時点)は、モールはオープン(営業時間短縮)、オフィスは出社人数の制限(50%)、レストランもイートインキャパシティ制限(50%)と少しずつ人々の行動範囲が緩和されている。
 
 学校は基本オンライン授業を継続しているが、教師のワクチン接種が終わった学校からトライアルで登校を開始。この結果次第となるが、7月(新学年)からは登校が開始される見込みだ。

 1年前のような緊張感は時間と共に薄れてきているが、インドネシア、特にジャカルタの人の生活に変化があったことは間違いない。

マスク着用率はほぼ100%&オシャレなマスクが定着

 2020年3月から公共の場所ではマスク着用が義務となった。モール、オフィスビル、レストラン、公共交通機関、スーパー、自家用車に一人で乗っている時でもマスクを着用していないと警察に止められ、マンションのエレベーターにも乗れない。
 
 私自身、一歩自宅の外に出るときにはマスクを着用をするということがしっかり習慣化した。ベビーカーに乗っている赤ちゃんでさえマスクかフェイスシールドを付けて外出している。
 
 マスク着用が義務付けされて間もなくから、オシャレ好きのインドネシア人のニーズにあわせいろんな柄や色のマスクの販売が始まった。日本ではちょっとびっくりされるようなアニマル柄、花柄、インドネシアの伝統的なろうけつ染めのバティック生地など、とにかくカラフル&派手。インドネシア人はその日の服装に合わせてマスクを選んで楽しんでいる。本当にインドネシア人はなんでも楽しむ天才だ。

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