緊迫する中東情勢...オタフクソースへの影響は? 販売会社に聞いた
[みみよりライブ 5up−広島ホームテレビ]2020年1月9日放送「5up!NEWS」のコーナーでは、オタフクソースの原料「デーツ」を紹介していました。
イランによりアメリカ軍拠点への報復で緊迫する中東情勢。広島のソウルフードにも影響を心配する声が広がっています。
西区にあるオタフクソース。お好み焼きのソースの原材料などに使われているナツメヤシの実のデーツが緊迫する中東情勢で今心配されています。
実際のところ、影響はどれほど?
1975年からデーツを使用
オタフクソースでは、1975年からデーツを使っているとのこと。デーツは干し柿のような食感でコクのある甘さが特徴です。オタフクソースでは、イランなど中東諸国から年間約300トン輸入しています。
栄養価の高いデーツの魅力を広めようと、19年10月「デーツ部」という専門部署を設置。今回のイラン情勢の悪化はその矢先のことでした。
オタフクソース・デーツ部の下平さんは、「デーツの栽培農家、農場に被害が出ないか心配しています。何年もの時間がかかってやっと実をつけるので、1度ダメージを受けてしまうとなかなかすぐに回復が難しいというところがあるかと思います」と話していました。
今後中東全体に影響が及び、物流が滞ることも予想し、北アフリカやアメリカからの調達を検討しているそうです。
もし何かあって供給がストップしてもすぐに困ることはないように十分な在庫量は確保しながら回しているので、すぐに差し迫って問題があるということではないんだそう。
広島のソウルフードに起こったまさかの事態。担当者は、早く平和に戻ることを願っていると話していました。
オタフクソースとも深い関わりがあることに驚きです。平和な世界が1番ですね。
(ライター:tama35)