生命を構成する「糖」が宇宙にあった、隕石から検出
RNAやデオキシリボ核酸(DNA)といった核酸は、遺伝情報の保存やたんぱく質を作る役割を持つ。核酸は核酸塩基と、リボースもしくはデオキシリボースという糖分子が結合して構成されている。
豪州に飛来したマーチソン隕石と、モロッコに落下したNWA801隕石を分析した。リボースを含む複数の糖分子を検出した。炭素同位体分析で地球生物の糖分子はマイナスの値、隕石から検出した糖分子はプラスの値を示し、宇宙由来であることが分かった。糖分子が40億年以上前の太陽系初期に地球外で形成され、生命誕生前の地球に飛来し生命の材料になった可能性を示した。さらに、初期の生命がDNAとたんぱく質の両方の役割をRNAが担った単純な生命であったという「RNAワールド仮説」を支持する結果となった。
北海道大学や海洋研究開発機構、米航空宇宙局(NASA)ゴダード宇宙飛行センターとの共同研究。成果は米国科学アカデミー紀要に19日、掲載される。
