大陽日酸がダイバーシティー強く意識する理由
新たな価値創造
イノベーションを生むため、小林邦裕が強く意識するのがダイバーシティーだ。東京都港区にある同事業本部には外国人など多様な人材が集まる。フリースペースを設けるなど、社員らが交流しやすい雰囲気を作ることで、新たな価値創造を促している。
大陽日酸は前身を含め100年以上の歴史の中で、低温や真空、高圧といったガスの技術を培ってきた。山梨事業所(山梨県北杜市)やつくば事業所(茨城県つくば市)では、ガスアプリケーション(応用技術)や空気分離装置などの技術の高度化に取り組んでいる。
米プラクスエアからの欧州事業買収や独リンデからのHyCO事業買収で、新たな知見を持つ技術者が大陽日酸グループに加わった。常務執行役員開発本部長の小林伸明は「交流の機会を設けている。今後どのように発展するか、期待している」と説明する。
「マチュア(成熟)な市場でオンリーワンを作る。日本発のイノベーションを成功させたい」(小林邦裕)。産業ガスの可能性を追求する取り組みは続く。
(敬称略)
