金型下請け、発注者との取引適正化は可能か
型管理をめぐっては、下請け企業が発注側の要請に基づき、長期間にわたって型を保管することが多い。下請け企業が管理費用を全額負担するケースも大半を占め、経営の圧迫要因の一つになっている。
このため経産省は2016年9月に下請取引適正化に関する政策「未来志向型の取引慣行に向けて(世耕プラン)」を策定。17年7月に型管理の適正化に向けたアクションプラン(行動計画)を公表した。不要な型の廃棄の促進や管理費負担、保管期間を19年度末までに取引間で協議・合意すべきだと示した。
ただ、経産省の調査によると、型の返却・廃棄について「概ねできた」と回答した受注側企業の回答は18年度が約2割、発注側は約4割で共に前年度比で横ばいだった。先進的な取り組みを実施する企業がある一方、未実施の企業が多く、進捗(しんちょく)にはバラつきがある。
経産省はこうした現状を踏まえて目安を策定し、下請け企業と発注側が取引適正化に向けた協議を進めやすい環境を整備する。
