キリンがRPA導入で年9万時間の削減を目指す業務
個別業務の要望に対応してRPAの導入も行うが、効果の最大化を狙い1部署で集中的にRPA化を進める方法も採用する。RPAに移行できる業務を可能な限り洗い出し、3―4カ月間で集中的に転換する。まず調達部などで集中導入が可能になるかを検討する。
21年には全部署でのRPA導入を目指す。先行きOCR(光学的文字認識)や人工知能(AI)、音声認識システムなどと組み合わせることで、RPA化できる業務の大幅な拡大が期待できるとしている。
キリンは17年末に間接部門などでRPAを試験的に導入した。経理業務では支払先の登録や社内間の費用の振り替え、経費情報の集計をRPA化。営業系でも販促ツールのデータベース(DB)への登録作業を置き換えた。18年末に年間稼働換算で1万5000時間の業務削減効果があったという。
単純作業での省人化が図れたほか、RPAはボリュームの大きい作業を複数回実施できるため、事前検証によるエラーの予防的対応がとれるメリットもあったという。
