海外版「Galaxy Watch」先行レビュー。バッテリー持ちが大きな魅力
世間では、間もなく発売されるiPhone XS / XS Max、そしてApple Watch Series 4の話題でにぎわっていますが、もちろん、ほかにも注目すべき製品はたくさんあります。そんな製品の一つ、SamsungがGalaxy Note9と共に発表した新スマートウォッチ「Galaxy Watch」をお借りしたので、さっそくレビューをお届けしたいと思います。

このGalaxy Watch、まだ日本での発売はアナウンスされておらず、今回お借りしたのも海外モデルです。

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Galaxy Watchは日本でも発売されているGear S3 Frontierの後継機種。ナンバリングが続いていればGear S4となった端末ですが、名称がGalaxy Watchに変更となりました。これに合わせてOSがWear OSになるのではとの噂もありましたが、ここは従来通りTizenとなっています。

サイズは、46mmと42mmの2種類。カラーバリエーションは46mmはシルバー1色、42mmはミッドナイトブラックとローズゴールドの2色です。

▲左から46mmシルバー、42mmミッドナイトブラック、42mmローズゴールド

前モデルGear S3 Frontierが46mm、その前のGear S2が42mmだったので、Gear S2を使っていてGear S3は大きすぎると敬遠していた人にもマッチしそうです。

今回は42mmのミッドナイトブラックを24時間ほど試用してみましたが、これぐらいのサイズがちょうど良いと感じます。46mmは男性でもやや大きめ。ただS3 Frontierを使っている人には違和感がなくていいのかもしれません。


▲装着感も良好(42mm)

▲46mmはやや大きいと感じますが、アウトドアウォッチが好きならこれくらいのサイズ感がいいのかも

しかしながら、ハードウェア的にはGear S3から大きな変更がないため、あえてS3から買い替えるかは判断が難しいところです。

Galaxy WatchとGear S3 Frontierの主な仕様を比較すると下記の通り。下記はWi-Fiモデルで、LTEモデルはRAMサイズなどが異なります。

仕様Gear S3 FrontierGalaxy Watch(46mm)Galaxy Watch(42mm)ディスプレイ1.3インチ1.3インチ1.2インチ解像度360 x 360360 x 360360 x 360SoCExynos 7270 1.0GHzExynos 9110 1.15GHzExynos 9110 1.15GHzRAM768MB768MB768MBストレージ4GB4GB4GBバッテリー容量380mAh472mAh270mAhサイズ46x49x12.9 mm46x49x13 mm41.9x45.7x12.7 mm重さ63g63g49g

外観は既存モデルと大きく変わらず

外観は本当にGear S3 Frontierからあまり変わっていない印象です。特徴的な回転ベゼルのギザギザが少し小さく(細かく)なっている程度でしょうか?


▲42mmモデル

背面では、心拍センサーの配置に若干の変更が見られます。スマートウォッチやアクティビティトラッカーの心拍センサーは照射したLEDの光の反射を測定することで心拍数を求めますが、大抵はLEDが2個で受光部が1つ。


▲Gear S2 Classicの心拍センサー。LEDが上下に2つで受光部は中央の1つ

しかしGalaxy WatchではLEDが1つ、受光部が4つとなっています。


▲発光するのは中央のLED1つのみ。周囲の4つが受光部になっているようです

Galaxy Watchでは、新たにストレス計測にも対応しており、おそらくこの配置(新しいセンサー)で計測精度が向上しているのでしょう。


▲新機能のストレス計測。ストレスが高いと診断されると深呼吸を促されるようです

ただ変わったと感じられるのはその程度。ソフトウェアもブラッシュアップはされているのでしょうが、従来から大きく変わった印象はありません。裏を返せば、それだけ成熟した製品になっているとも言えます。


▲特徴的な回転UIも健在。もちろんタッチ操作にも対応しています

Bixbyも利用可能。ただし英語のみ

Samsungの音声アシスタント「Bixby」にも対応。ペアリングするスマートフォンがBixbyに非対応だったり、そもそもスマートフォンとの接続が切れている状態でも、ネットワークにさえ繋がっていれば利用できます。ヘッドホンなどでよくある、スマートフォンの音声AIアシスタントの応答を橋渡しするだけでなく、自身にBixbyを搭載しているわけです。

ただし、日本語には対応していないため、日本国内ではそれほど使用する場面はなさそうです。


▲マイクとスピーカーを搭載しているので単独で利用できます。ただし日本語は使えません


バッテリー持ちは2日も余裕。46mmモデルなら3〜4日はいけそう

Gear Sシリーズの特徴にバッテリー持ちの良さがありますが、Galaxy Watchの42mmを丸々24時間試用したところ、バッテリ残量は50%となりました。画面表示や通知の頻度にもよりますが、通常使用なら2日は余裕で持ちそうです。バッテリー容量が多い46mmモデルなら3〜4日は持つでしょう。


▲充電は専用のワイヤレス充電台を使用


コンパニオンアプリはGalaxy Wearable

スマートフォンにインストールするコンパニオンアプリはGalaxy Wearable(旧Gear Manager)。iOSではSamsung Galaxy Watchです。

もちろん、Galaxyシリーズ以外のAndroid端末でも利用できます。



設定はすべてこのアプリから行えますが、歩数や心拍、ストレス、睡眠などの計測値は別途、S Healthアプリを使って同期します。むしろ、初期設定さえ終えてしまえばGalaxy Wearableを立ち上げる必要はなく、基本はS Healthを使うことになります。



なお、残念ながらGoogle Fitなどと計測データの共有は行えません。サードパーティ製アプリで、S HealthとGoogle Fitのデータを相互に同期可能なものもありますが、標準で対応して欲しいところです。


初めてのスマートウォッチとしてもおススメ

Apple Watchをはじめとするスマートウォッチの多くが毎日充電する必要があるのに対し、Galaxy Watchなら2日に1回でも大丈夫。もちろん、これで十分というわけではありませんが、1泊程度の旅行、出張なら充電器を忘れても何とかなります。

しかし、先にも書きましたが、Gear S3 Frontierからの変更点が少ないのも確かです。正直なところ、Gear S3 Frontierユーザーなら買い替える大きなメリットは感じないかもしれません。

ただ、42mmモデルがラインナップされているので、Gear S3 Frontierが大きすぎると感じていた人なら買い替えもありでしょう。同じ理由でGear S3を敬遠していた人にもおススメできます。

もちろん、これまでGearシリーズやスマートウォッチ自体を利用したことがなく、そろそろスマートウォッチをと考えている人にもピッタリです。機能も豊富に備わっており、バッテリー持ちもいい。現状では最もバランスのとれたスマートウォッチ1つだと思います。