婚姻届けを出していた43歳母と25歳娘(出典:http://kfor.com)

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どんなに理解が深まっているといわれても、同性婚もまだ非常に微妙な問題として取り扱われているアメリカ。近親相姦については一部の州で許可されているものの、まったく市民権を得るには至っていない。そんななか、オクラホマ州から人々を仰天させる“夫婦”の話題が飛び込んできた。

オクラホマ州スティーヴンス郡でこのほど、パトリシア・スパン(43)とミスティ・スパン(25)という実の母親と娘が並んだマグショットがダンカン市警により公開された。その容疑内容に人々は驚愕した。法的に認められない近親相姦、そして近親婚につき逮捕されたというのだ。

2016年3月に西隣のコマンチ郡で結婚届を提出していたという2人。その罪深い関係が発覚したのは先月であった。各世帯の子供の健康や養育環境について調査する保健福祉省・州当局の職員がこの家に入ったことにより、少年のような夫とかなり年上の女房といった不思議な印象の2人について、実の母と娘であることを突き止めたという。

逮捕後の取り調べに対し、母のパトリシアは「親権を奪われたことで私の3人の子、ミスティと2人の兄弟は祖父母の家で育てられました。私とミスティは2年前に再会を果たし、次第に恋愛感情が膨らんでいったのです。ミスティの出生証明書に私の名は記載されておらず、法的には親子ではないのですよ。結婚して何の問題があるのですか」と無罪を主張している。

しかしオクラホマ州では近親相姦は重罪であり、2人の身柄はスティーヴンス郡拘置所に送られ、それぞれに1万ドルの保釈保証金が設定された。来月の出廷が予定されているが、もしも有罪判決が下った場合は最高で懲役10年の実刑判決が言い渡される可能性があるという。ちなみにパトリシアにとって近親婚を遂げた相手はミスティだけではないもよう。2008年には息子の1人を夫とする結婚届を役所に提出し、2010年3月に棄却されていたという。

出典:http://kfor.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)