スーパーマーケットやコンビニの店頭で香ばしく香る焼き芋。肌寒くなると食べたくなりますよね。

 専門店の登場で今や「焼き芋ブーム」。紅あずま、安納芋、シルクスイートなど、「ねっとり系」が登場、沖縄地方の特産品だった紅芋も手に入るようになりました。

 英語では「スイートポテト」という名の通り、サツマ芋の持つ独特の甘さがたまりません。

 その甘さゆえ「サツマ芋は太る!」と敬遠していませんか?

 だとしたらもったいない。

 サツマ芋は、食べ方を工夫すれば、美容、ダイエット、老化予防と、実に優秀なスイーツです。

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腸を整える「食物繊維」の質と量がすごい。

 サツマ芋は、ジャガ芋の3倍の食物繊維を誇ります。焼き芋を1本(約300g)食べることで1日に必要な量(18〜20g)の2分の1が取とれるほど。

 食物繊維には善玉菌のエサとなり腸内環境を改善する“水溶性食物繊維”と、水分を保持し便のカサを増やして腸を刺激、排便を促す“不溶性食物繊維”の2種類があり、バランスよく含まれているのがサツマ芋。

 

 しかも、サツマ芋の樹液にしかない「ヤラピン」という成分が腸の働きを活発にし、便を柔らかくする作用があります。これらが強力な便秘解消パワーを発揮するのです。

 便秘解消し腸をキレイに整えるのはダイエットの基本。

 同時に、食物繊維は、コレステロールの吸収を抑えるなど、生活習慣病の予防も期待できます。

熱に強いビタミンCは芋類トップ!寒い季節の「カゼ予防」「美肌」に

 ビタミンCはミカンなど柑橘類並みに含まれています。しかも、サツマ芋のビタミンCは他の野菜に比べて「熱に強い」こと。寒い時期、焼いたり、蒸したり調理して、食べられるので、カゼ予防に最適です。

 また、メラニン色素の沈着を抑え、シミやソバカスを防ぎ、肌をなめらかにしてくれます。

食物繊維以外にも、老化予防、代謝アップなど、栄養素盛りだくさん。

 サツマ芋に豊富な、体全体の老化予防に働くビタミンEは、ビタミンCと一緒にとると効率的。つまり、両方とも豊富に含むサツマ芋は優れた老化予防食品といえます。

 また、意外ですが、ダイエットに必要なカルシウムも100g中32〜40mgと、野菜の中では多く含まれています。

 むくみ予防のカリウムにも注目です。サツマ芋2分の1個で1日の摂取目標値は3.5gをクリアできます。

サツマ芋は、意外と血糖値が急上昇しにくい

 血糖値の上昇スピードを表す指標のGI値。低いほど、脂肪になりにくいという目安になります。食パンは60〜69、白米は70〜79に対して、サツマ芋は50以下。

 こんなに甘いサツマ芋なのに、意外ですよね。これは豊富な食物繊維のおかげでもあります。

 ただ、加熱することで糖質は増えます。

 調理法では「蒸し&ゆで」<「焼き」。

 やはり、焼き芋特有の、あの甘さは糖質だったのですね。。。

 しかし、諦めることはありません。

 さまざまなサツマ芋の健康美容効果を最大限にしつつ、ダイエット中でも安心。

太りやすいと分かっていても食べたい夜にはぜひ

 そんな食べ方をご紹介!

1.冷やして食べる!

 スーパーマーケットでも増えてきた「冷やし焼き芋」。ダイエットにはこれがオススメ。

 焼き芋やふかし芋を冷やすと、加熱され糊化したでんぷんの一部が、冷めることで消化されないレジスタントスターチに変化して腸まで届き、血糖値の上昇を抑えてくれます。つまり、太りにくく、便秘解消パワーもアップということ!

 温かいものなら、冷蔵庫に入れて10℃以下にしっかり冷やしましょう。

 ただ、温め直すとまた戻ってしまうので要注意です。

2.皮ごと食べる!

 皮が紫色であることから想像できるように、ポリフェノール、食物繊維、ビタミンCやカルシウムは皮に多く含まれ、特に、ビタミンCやカルシウムといった栄養は皮に、ヤラピンは皮と実の間に多く含まれます。サツマ芋は、皮が命! 特に、糖質が増える焼き芋は、皮ごと食べることで血糖値の急上昇を緩やかに。

3.脂肪と食べる!

 サツマ芋のβカロテンやビタミンEは脂肪分と一緒にとると吸収がアップします。脂肪分には糖質による血糖値の急上昇を緩やかにする働きもあります。

【オススメの食べ方】焼き芋アイスのゴマかけ

 焼き芋を冷凍庫で冷やし、半解凍状態にすると、、、まるでアイス!

 スーパーマーケットに置いてある冷凍焼き芋なら、そのまま自然解凍でOK。

 糖質をレジスタントスターチに変化させ、太りにくく。便秘解消効果をパワーアップして腸からスッキリさせましょう。

 

 ゴマは50%が脂肪分。しかも中性脂肪になりにくい不飽和脂肪酸。サツマ芋のβカロテンの吸収を高めるとともに、若かしさを保つビタミンE、ダイエット効果のビタミンB、カルシウムなども1粒にたっぷり。

 また、大さじ2杯できんぴらごぼう1人前(35g)くらいの食物繊維が取れるほど豊富。さらに血糖値の急上昇を緩やかにします。

 すりゴマをたっぷりかけると大学芋風に。

 しっかり甘くてコクがあるから、お酒を飲んだ後に、、無性に甘―いものが食べたい!という時にもどうぞ。

 お好みでアーモンドやクルミに変えると、食べ応えアップ!

 同じく種子類のアーモンドやクルミも良質な不飽和脂肪酸とビタミンEが豊富でオススメです。食べ応えがあるのでボリュームアップにも。

 いかがでしたか? サツマ芋の自然の甘さはハッピーにしてくれますよね。

 いつもと違ったおいしさも、ぜひお試しください。