思春期の子育てアドバイザーの道山ケイ氏が、自身のYouTubeチャンネル「思春期の子育てCh【元中学校教師道山ケイ】」で、「【実例紹介】スマホ注意をやめたら、親子の会話が増え勉強に向かい始めた!その理由と心理とは」と題した動画を公開。子どものスマホやゲームへの依存に悩む親に対し、「注意をやめる」という一見逆説的なアプローチが、なぜ子どもの自主的な学習意欲を引き出すのかを実例と共に解説した。

動画ではまず、食事中や勉強中も常にスマホを触り、親がその都度注意していたという「松田さん」の家庭の事例が紹介された。この状況を改善するため、松田さんは道山氏のアドバイスに基づき、主に3つのことを実践したという。第一に、「スマホを触るのをやめなさい」と注意することをやめた。第二に、ゲームやギターなど、子ども自身が話したいと思う話題で会話をするように心掛けた。そして第三に、子どもの好きな料理を積極的に作るようにした。その結果、スマホを見ながら食事や勉強をする時間が減り、親子関係が改善。会話が増えるだけでなく、親自身のストレスも軽減されたと報告されている。

道山氏は、この改善の背景には「愛情バロメータ」という心理的な仕組みがあると説明する。親子関係が悪いと、子どもは親からの愛情不足を感じ、その寂しさやストレスを埋めるためにスマホやゲームに依存しやすくなるという。松田さんが実践した3つの行動は、いずれも子どもの心の中にある「愛情バロメータ」を高める効果があったと氏は指摘する。親から認められている、大切にされているという安心感が、子どもの心の安定につながり、結果としてスマホへの過度な依存から抜け出すきっかけとなったのだ。

スマホやゲームの問題を根本的に解決するには、3つのステップがあると道山氏は語る。まずステップ1として、親子関係を改善し「愛情バメータ」を高めること。その上でステップ2として、一方的にルールを押し付けるのではなく、子ども自身が「できそう」と思えるルールを親子で話し合って決める。そしてステップ3として、一度でうまくいかなくてもイライラせず、再度話し合いを重ねていくことが、子どもの自律心を育てる上で重要だと解説した。

子どものスマホ問題に対して、つい注意や制限で対処しようとしがちだが、まずは親子の信頼関係を見直すことが解決への近道なのかもしれない。子どものスマホとの付き合い方に悩んでいるのなら、試してみてはいかがだろうか。

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