日本製鉄が世界への挑戦を始める。人口減少に伴う内需の先細りをにらみ、海外の成長市場に投資を重点化する。だが、海外市場では世界の粗鋼生産量全体の半分を1国で供給する中国の鉄鋼各社を筆頭に、多くの強豪が待ち受ける。翻って海外投資を支える国内事業の収益基盤には、製造現場の急速な世代交代などほころびが見える。同社が掲げる「総合力世界一の鉄鋼メーカー」の目標到達への道のりは険しい。(文=宇田川智大)「豪腕