精力剤CM、男性の強さの象徴に「ビン・ラディン容疑者」・・・9.11テロNY貿易センタービル倒壊の動画も利用=中国
互動百科上のバナーは、中国のウェブページでよく用いられる「広告とは分かりにくい方法」で掲載されている。男女がソファーで座り、男性が女性の胸のボタンをはずしている写真の下に「女性を解決する神秘のリスト」との抽象的な文言を表示。クリックすると広告ページが立ちあがる。
広告している精力剤は「アラビア人が常に持っている植物の天然成分による」として、「アラビア人男性の精力」を繰り返し強調。「一夫多妻に必須」、「アラビア人の男は、何にたよって4人の妻を征服しているのか」など、仮に日本で掲載すれば人種や女性についての差別や決め付けがあるとして非難が殺到しそうな説明が並んでいる。
ビン・ラディン容疑者については、米軍の調査で所持していた医薬品のリストにあったことが判明」したと表記。続けて「アラビア男性の精力」について改めて、直接的な表現で紹介している。さらに、2011年9月11日のテロで倒壊する世界貿易センターや人々が逃げ惑う様子に始まる動画を掲載。動画にはCCTV(中国中央電視台、中国中央テレビ)のクレジットがあり、同局が放送した番組の動画を利用したと考えられる。
中国政府は自国内外を含めて、テロ行為を厳しく非難しつづけているが、一般庶民の間ではビン・ラディン容疑者について「大国である米国に立ち向かった英雄」、「男の中の男だ」といった評価も根強い。広告はビン・ラディン容疑者に対する「強い男」のイメージの利用を狙ったと考えられる。

