新たな国民的スター選手は生まれるか?(写真は山本“KID”徳郁)

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“打倒紅白”は過去の合言葉。国民的な大晦日行事として格闘技イベントが紅白歌合戦に挑戦状を叩きつけてから一年。早くもこの合言葉は形骸化。
今年、紅白の打倒は既になされたという認識が前提になっているのだろう、イベント立案当初より『K-1 PREMIUM 2004 Dynamite!!』と『PRIDE 男祭り2004 -SADAME-』の熾烈な争いが展開された。

K-1は日本人選手による夢の対戦、魔裟斗vs山本“KID”徳郁の試合を。
一方のPRIDEは今年のGPで不透明決着に終わった頂上決戦、エメリヤーエンコ・ヒョードルvsアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの試合を早々と発表。
豪華カードでファンを驚かせた後はアジア最強の柔道家、秋山成勲。五輪金メダリスト、カラム・イブラヒム、ルーロン・ガードナー、瀧本誠と大物格闘家が続々と参戦を表明。
当然の如く双方のトップスター選手の出し惜しみもない。

29日の時点でK-1、PRIDEの全対戦カードが出揃う。と同時に最後まで対戦相手が決まらなかった双方の看板選手、K-1武蔵とPRIDEヴァンダレイ・シウバの対戦相手も決定。
シウバは桜庭和志との対戦が目玉カードして組まれていた。しかし、桜庭の負傷により試合が消滅。イベントを主催する株式会社DSEが桜庭の変わりにシウバの対戦相手として宛がったのは、なんと元K-1GP覇者マーク・ハント。決してファンを裏切らない姿勢は敬意に値する。

一方でK-1武蔵の対戦相手はというと世間的には全く無名のプロレスラー、ショーン・オヘア。最後の最後で双方の勢いに差が出てきたか・・・と思うやいなや、K-1を主催する株式会社FEGもやっぱりやってくれた。秋山のセコンドに“球界の番長”“スポーツ界の4番”清原和博の登場を公にしたのだ。もう流石としか言いようがない。

K-1は国民的人気者である曙、ボブ・サップ、アントニオ猪木、清原和博を担ぎ出し、PRIDEはアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、エメリヤーエンコ・ヒョードル、ミルコ・クロコップ、ヴァンダレイ・シウバ、吉田秀彦ら空前絶後の対戦を実現させる。
話題の『K-1 Dynamite!!』、品質の『PRIDE男祭り』。これだけのイベントが東西同時に開催される2004年大晦日。冒頭述べたように昨年の紅白打倒は既成事実。双方思い描くのは早くも次年度以降のイベント一本化といったところか。
この格闘技イベント合戦、相手を凌駕した方が2005年度大晦日の顔となる。