退職金は「攻め過ぎず、守り過ぎず」の 3分割運用法で増やそう!

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「老後」とひと言で片付けてしまいがちだが、60歳で退職すると仮定しても退職後の人生は平均で23年間もあり(もちろん90歳以上までという場合も珍しくない)、人ひとりが成人するくらいの長さがある。どう資産を配分し運用すべきなのかをFPの深野康彦さんに具体的な運用方法を聞いた。

60代で使うお金と80代で使うお金は取れるリスクに大きな差が!

 退職金の運用法を考える上で、まず押さえておきたいポイントがある。それは、ひと口に老後といっても60代と80代では20年ものタイムラグがあるということ。となれば、「目の前の60代で使う資金と、20年先の80代のそれでは、取れるリスクや運用スタイルも必然的に変わってくる」と深野さん。

 そこで、深野さんが勧めるのが退職金と預金を合わせた金融資産を、年代別にあらかじめ3つに配分し、運用するスタイルだ。

 すぐに資金が必要となる60代には半分近くの45%を配分。70代は30%、80年は25%と比率を下げていく。これは、先の資金ほど時間を味方につけて運用できるからだ。

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